さしもしらじな

アイドル系のデトックス諸々

つばきイレブンGO!-行くぜ!つばきファクトリー#61

 

 


 

というわけで、ようやく(?)谷本安美体制始動、11人での初収録回になります。

 

 

やはりというか、なんというか、4人抜けて3人入ると、やっぱり様変わりするものね。

 

 

アイドルバラエティーのあくなき探究者、「行くぜ!つばきファクトリー」なのだけれど、全体の企画感としては主に3つあると思うんです。

 

1つは、つばきファクトリーじゃないといけない企画。メンバーフィーチャー企画とか「そのメンバーがいないとそもそも企画が生まれなかった企画」。その最たるものが【やれんだろ河西!】。これが出来たからこそ行くぜ!つばきファクトリーは続いてるし、一定の視聴者を離さないでいられないと思うのです。

 

 

 

 

(とは言え、まだ製作陣にとっても高いハードルとして存在してるのも事実。ある種の画期であり、発明だからこそ、みたいな意味合いが強いのもあるけれど。)

 

 

2つ目は「他のグループでも出来なくはないけれど、つばきファクトリーじゃないと番組としては成立しないのでは?」というもの。例としては【タイトルコール盛り上げ王選手権】。

 

 

アンジュルムは出来そうだけど、Juice=Juice とかBEYOOOOONDS でやるには流石に怖い企画。改めて考えてもよく30分持ったな、この企画。

 

 

そして3つめが、どのグループがやっても面白くなりそうな企画。【パジャマトーク】もここに入るのだけれど、今回の企画もここに入りそうな気がする。

 

 

なんなら、ルールだけ見れば、こんなにガッツリ決められている企画は本当に初なのでは?というくらいにガッチガチの企画。なんとなく、「手練れのバラエティーメンバーが居なくなって、更に新メンバーが入ってきたから、ちゃんと方向性の固まりやすいもの」を、という試行も見える。

ここら辺の企画の塩梅が好きなところで、その時々のグループ状況に合った企画作りがしてあるから面白いのよね、行くぜ!つばきファクトリー。簡単にはリバイバル企画しないし、するとしても別の意味を持たせてる。

 

 

 

 

 

 

第1回をリバイバルするという、思い切りの良いリバイバル作。新メンバーが入る前というこのタイミングじゃないとできない、この妙なんだよなぁ…!

 

 

そんな中での今回の【つばきイレブンGO!】。

出題された問題の答えを叫びながらゴールを決め、そのあと他のメンバーと共にゴールパフォーマンスをするというもの。改めて書いてもかなりしっかりした企画。どうやって思いついたのだろう…?

 

で、いざ始まると意外とこれが難しい。

 

答えられないというよりも、ゴールに入らない。

どこまで想定していたのか分からないのだけれど、意外とそこで盛り上がっていたのが面白かったんだよなぁ。

 

やっぱ福田真琳さんがなぁ…やっぱ抜けてるのよねぇ(笑)

ゴールに入らないわ、入ったと思ったら答えを間違えるわで、全然得点に繋がらないという真琳ちゃん。挙句谷本リーダーに「だっさ」と言われる始末。ここら辺の福田真琳に対してもガッツリいじりに行けるところがつばきファクトリーの空気感の良さですよ。

 

そして同じく入らない土居楓奏さん。

しかし、可愛い。

谷本リーダーがメロメロすぎて大丈夫か?となったりする。気持ちはわかる。

あと、なんやかんやでちゃんと最年少なのよね。

 

そんな最年少から元最年少となった豫風瑠乃さんはというと、トリックスターとしての動きがはハッキリしてきたという感じがする。自分の感性が他人と違うことを自覚したのかどうかはわからないのだけれど、自分を信じて発言したり行動している感じがかなり良い。

やっぱゴールパフォーマンスででんぐり返しを躊躇なく出来ちゃうのはあなただけなのよ。ここら辺の “豫風瑠乃味” が本当に良いんだよなぁ。

 

 

にしても、最年少じゃなくなって可愛がられなくなって「しゅん…」としてるの良すぎる。ただこういう素直なところが良いんだよなぁ。

 

そんな豫風さんの一つ下の石井泉羽さんはというと、よくよく見るとポーズが揃ってないみたいなことが複数回あったのが面白かったのよね。ただ間違え方が豪快なので、観てる分には面白い。

まぁ、3人でゴールパフォーマンスを合わせること自体なかなかの難しさなのだけれど、やっぱりどれだけ周りを観てるか、なんだろうな。

 

そういう意味では意外とズレることが多かったのが秋山眞緒さんなのよ。さにこ以外では、決めポーズが他の2人と別になっちゃう。

 

ただ、さにこのときは必ず合う。

 

小野さん小野田さん含めて、最近は今までさにこの絡みが強くなっていてかなり良い感じ。小野田さんがかなり積極的に仕掛けにきてる気がするんだよなぁ…。

それこそ浮かレディオで「ここはホームだと思ってるから好きにさせて!」と言っていたのだけれど、反対にいうとそれ以外はかなり “意識して” 動くようになったんだろうな。

特に、パフォーマンスを横取りするところとか、そんなのありなんか!?みたいなことを平然とやっちゃう。

 

そんなゴールパフォーマンスを奪われた一人の河西さんなのだけれど、ほんと、よく前に出るようになったなぁと。「自分の恥ずかしいところを教えてください」っていうお題で前に出れる子じゃなかったのに。

 

その一方でガンガン前に出る村田結生さんの素晴らしさ。もともとサッカーが得意というのもあるのだろうけれど、本当に臆さず前に出るからなぁ…

ダイジェストになってたのだけれど、「最近テンションが下がったことは?」の「蚊に刺された…」とヤギシオリ!リスペクトの「アーチーチーアーチー!燃えてるんだろうか!感じたんだろうか!」の使い分けの良さ…ここら辺の嗅覚がやっぱり良いのよね。

あとはゴールパフォーマンスで一番完成度高かったのは間違いなく新メンちゃん3人のところだった気がする。最後に瞬時に座る体制に持っていったの含めてセンス良いんだよなぁ…

というか、どこかのタイミングで さにこvs新メンちゃん やってほしいのよね…

 

で、八木栞さんですよ。

まぁ、ものの見事に最下位だったのだけれど(笑)番組の展開は彼女が作っていたなぁと。ガヤを入れることはもちろん、パフォーマーの位置替えなどなど、バラエティーにおける起点の切り替えを一手に担っていて、単純に前に出るだけじゃないぞ!というプレイングマネージャーみたいなところが見えたのが印象的だったな。

ま、最下位は最下位ですけど。

 

で、誰もが驚く優勝者小野瑞歩さん。見事にバラエティーに全力で挑んで、全部がキッチリハマった印象があるのよね。

全然ゴールに入らなくて全力で悔しがるところとか、サラッと「甘い蜜はたくさん吸わせて貰ったかもしれない」みたいなフレーズを出しちゃうところとか、コツコツぐんぐんニッコニコも、ネタとして定着しつつあるしな。まぁ、ネタなのかどうか、最早わからなくなってるところもあるけれど。

シンプルに上から2番目だから、それで頼もしくなったというのも大きいかも。

 

ただやっぱり谷本安美さんの司会っぷりだなぁ。

新沼さんが卒業することを見越してなのかだったのかはわからないのだけれど、前のシーズンから任されてきたMCがちゃんと実を結んできた気がする。ここら辺は、つばきファクトリーのメンバーがキャラを持ち始めたからそれに沿ったツッコミだったりをすれば良くなった面も大きいけれど、とは言えここまで安定するとは思わなかったなぁ…驚き。

 

というわけで、そんな、ある意味ベーシックに面白い回だった訳なのだけれど、ちゃんと “今のつばきファクトリー” でしかできない企画、“今のつばきファクトリー” に合う企画をちゃんと提示されていることを改めてすごいと感じる回でもあったな。

本当の転換期はこれから、という感じがヒシヒシとする。