さしもしらじな

アイドル系のデトックス諸々

『行くぜ!つばきファクトリー!』#24

 

 

…え、本日10月末日、俗に言う “ハロウィーン” なのですが、なんと今月の更新2回目…。

まあ、何に追われてると言うわけでもないのですが…少なくね?流石に。いや、基本的に「行くぜ!つばきファクトリー!」の感想置き場なので更新頻度はこんなもんだとは思うのですが…少ないか…。

いや、元々は福田真琳バースデーイベント、通称 “ゆめまりんイベント” の感想もまとめて書こうと思ってたんですよ?でもTwitterにほぼほぼ丸々書いた時点でこうなっちったんだんだよなぁ…。

 

ま、そんなところです。気を取り直して。

 

シーズン2最終回!

なのだけれど、番組内でシーズン3の決定が発表されたので、最終回感はあんまりなかったかな。とはいえBSスカパーでの放送は終了、次シーズンからはスペースシャワーTVにお引越しとなるので、一区切りは一区切り。そんな今回の裏テーマは「シーズン2にやり残したことはやる!」2時間生放送、内容濃くお送りしていきます。

 

1. ライブ

最初のコーナーはライブパート。たしか、はじまる当日にライブパートから始まることが予告されたのかな。で、いざ蓋を開けてみると【灼熱】のメンバーカラー衣装、かつ【灼熱】の美味しいところをギュッと詰めたスタジオライブ。

一曲目が【灼熱】のテーマ曲の「サマー・チャレンジャー」。中島卓偉さん作曲、児玉雨子さん作詞の爽やかなポップチューンで、リトルキャメリアンたちがメインとなっています。夏の恋に飛び出す楽曲だけれど、歌詞を追っていくと 「ファンに左右されるようなアイドルじゃない!」みたいな世界観にも聴こえる楽曲。個人的には “ジャンボリー感” あるなぁと。ボーイスカウトだった方々に伝われ。

 

そのあとMCを挟み、【灼熱】のユニット曲のコーナーへ。ちなみに披露順は、実際のライブと同じ。

 

一曲目はソロを引き当てた福田真琳さんの「恋の呪縛」。ちょっと緊張を感じさせつつ、それでも持ち前の世界観を魅せる堂々たるパフォーマンス。あと、中低音がやっぱり魅力的で、高音になると少し苦しげになるギャップも可愛らしくて良い。

 

二曲目は、山岸理子さんと八木栞さんのデュオで「Yeah!めっちゃホリデイ!」。この曲の見どころは八木しゃんの可愛さにリーダーりこりこが引けを取らないところ。なんなら、ちょくちょく勝ってる。体格差の関係かしら。あと、振りの足が良く上がるんだよ、りこりこ。(そこが危なげなくもある。無邪気か、計算か、どっちなんだ…!)

歌声は八木しゃんのしっかりとした歌声を聴かせつつ、山岸さんの力強い歌声がクセになる。もう秋口ということもあり季節は外れてしまったのだけれど、ま、世代だから否応なく盛り上がるよね。

 

三曲目は浅倉樹々さんと小野田紗栞さんの、通称 “さおきき” によるデュオで「レインボー・ピンク」。もう目に見えてわかる “ぶりぶりアイドルかわいい” 可愛さとは裏腹に茶番のセリフで魅せる完璧なユニゾンやダンスのフリの確かさ、歌のガチさはハロプロの鏡。二人ともガチアイドルです。

【灼熱】だと野外というシチュエーションもあって少しパフォーマンスが散漫に見えるところもあったのだけれど、スタジオバージョンだと世界観が見えやすくなっていて、むしろこのバージョンの方が好きになったところがある。ちなみに、【灼熱】は浅倉さんの途中からイントロが始まっていたのだけれど、スタジオバージョンでは曲紹介が終わってから曲が始まる仕様。何か、問題があったのだろか…?

 

そして、4組目は大本命の新沼希空さん秋山眞緒さん豫風瑠乃さんの「シャボン玉」。ここのモーニング娘。曲の連続がなんとも楽しい。

個人的には【灼熱】の方がクオリティは高かったなという印象…というか、【灼熱】はメーターが上がりきっている状態で、新沼さんが普段出さないような声色を出していた…ような感じがする。なので、スタジオバージョンも最高なことには変わりない。

豫風さんの歌声の器用さ、身体でめいいっぱい表現しながら荒々しく歌う秋山さん、そしてリズムに恐ろしいくらい忠実で、冷静にパフォーマンスをしながらもしっかり決めるところは決める新沼希空さんの心技体がバッチリ揃ってる素晴らしいパフォーマンス。3人での歌唱と限らず、「シャボン玉」のパフォーマンス全体でも、やはり屈指の出来だと思う。

 

そしてラストに出てきたのは谷本安美さん岸本ゆめのさん小野瑞歩さん河西結心さんの4人による「Go To The Top」。

意外なキーマンは谷本さんで、他の3人が “こぶしファクトリー” のカラーに染まりきってる中で、一人 “つばきファクトリー” のままでいるこの感じが非常にいい。なんというか、つばきファクトリーがカバーしてるっていうことを思わせてくれる良さ、姉妹グループとしての絆のようなものが垣間見えるのが良いんですよ。

最後のフェイクはマイクを絞りすぎだとは思うけど、ま、それ込みでスタジオライブですから。

 

そして全員が合流してもう一つのライブ新曲「君と僕の絆」。中島卓偉さんの作詞作曲のどストレートな友情讃歌。ま、僕はこういう曲が得意ではないのだけれど、つばきファクトリーなら許せるな、というか、つばきファクトリーが歌うのが一番高水準という自信がある、知らんけど。

個人的には岸本さんから始まり、1番サビにソロがあり、ラストのフェイクありと、岸本ゆめのの印象がかなり大きい曲だったりする。

ただそんななかで、山岸さんのソロから、オリジナルメンバー、サニコ、リトルキャメリアン/よつば、へと歌唱順が繋がるところがエモくて良い。プラスするなら、最後のソロを谷本さんが取るのも好き。うん。あれは大きな武器だ。

ちなみに、【灼熱】で夕暮れのなか歌うことが想定されていたことを思わせるかのように、オレンジに包まれた空間で歌われていたのも印象的。

 

と、お腹いっぱいの【灼熱】パート。ホント、これだけで美味しいのだけれど、ここからはTwitterで募集した「秋に聴きたいつばきファクトリー」の披露。

一曲目は「純情cm」。個人的には夏のイメージが強いけれど、晩夏から初秋と言われればわからないこともない。

この曲、低音パートがめちゃくちゃ難しいイメージなのだけれど、しっかりものにできていたな。

 

二曲目は「独り占め」。この曲が一位だったわけなのだけれど、納得。インディーズのナンバーが根強く人気なのもとても良い。そして、このスタジオライブのベストアクトだとも思う。

変な言い方だけど、この曲はオリジナルメンバーしか似合わない感じがするのが面白かった。あの頃の延長線上に確かにいる、あの感じ。オリジナルメンバーのスタイリッシュさ、というのかな、がホントによく際立っていた。もしかするとようやく楽曲に年齢が追いついたのかも。

1番や間奏明けのソロで岸本さんや新沼さんがフューチャーされるのだけれど、最後をキチンと決める浅倉樹々、という構図が実につばきファクトリー。そんなことを思ってたりした。

 

ここで再度MC。シーズン3が決まったことのアナウンスはここで行われました。実に良い知らせ。

 

そしてラストはシーズン1、シーズン2通して番組のエンディングテーマ曲となっていた「最上級Story」。番組開始直前に発売されたアルバム『2nd STEP』に収録されたアルバム曲で、その当時はなんの個性もなかったのだけれど、番組と一緒に育って行ったアンセムチューンという “物語” としても美味しい一曲。

実は山岸さんの入りが一番手に汗握る瞬間なのだけれど、今回はすごく上手かった。そして、ラストの小野さんセンターのフォーメーションがなかなか新鮮で面白い楽曲でもある。

ちなみに、僕は「君と僕の絆」「最上級Story」を推していたので両方とも取り上げられていただけた形。ふふふ、長く書いてる甲斐があったぜ。(関係ない)

 

ここで第一部のライブパートは終了。ホント、盛りだくさんの内容だったのだけれど、まだまだ番組は続くんだからすごい。

ちなみにこのインタールードの間にメンバーがシーズン3決定時のリアクション動画が流れていました。

 

2.「ワンミニッツチャレンジ・リベンジ!」

さて、バラエティーパート初めは最終回恒例(?)の「ワンミニッツチャレンジ!」メンバーが与えられた一分間を自由に使って自己アピールをするというもの。半ば、地下芸人のネタ披露みたいなことになるのも、つばきファクトリーならでは?

 

一番手は岸本さん。(ちなみに出番はクジ順です。)披露したのはプランクしながらの歌唱という超ハードな内容…いや凄さ伝わらないけど、ホントすごいのよ。ちなみに楽曲はBEYOOOOONSの「Go Waist」をアカペラで。あまりにもソウルフルすぎてホントかっこいい…。贔屓目なしで上位なんだよなぁ。

 

「この後やりづらい〜」と言いつつ二番手に出てくるのは新沼希空さん。自身の特技である「あいうえおきそらん」の進化版である歌唱バージョンを披露したのだけれど…進化というより “完成版” という印象が強い。ポップさと新沼さんのアンニュイさがいい感じにマッチして大衆性を得ましたね。

 

三番手は八木栞さん。自身の柔軟性を披露するのだけど、ホント柔らかい。180度以上開脚は見ているこっちが痛くなる。どうなってんだ、全く。

 

そして四番手はスポーツ枠の山岸理子さん。バドミントンをするのですが、スタジオで打ち上げるのはめちゃくちゃシュール。というより、横幅よりも縦幅で見せるというのが少し面白い。いや、意図してなさそうだけど。

 

そして今回のダークホースというか、ぶっちゃけ一番好きだった、浅倉樹々さんのロック講座。いや浅倉さん、良くも悪くもこういうコーナーは苦手な印象があるんですよ。自分をネタにして笑いを取るというか、いや笑いを取りに行かなくても良いんですけど、自己アピールすることが。

でも、ロック講座はホント最高。あのー、なんですかね。可愛さとバカバカしさとロックへのガチさが相まって、得も言われぬ素晴らしい一芸として昇華されてたんですよねぇ…。

どの部分を切り取っても最高なんですけど、個人的にはロックな座り方の「煽ってからの、ヘドバン!」って言ったあとの指さしとキメ顔。めっちゃくちゃカッコいい。ホント、ロックだぜ…浅倉樹々

 

そのあとは現最年少、豫風瑠乃さん。けん玉の「もしかめ」をしながらつばきファクトリーの楽曲を歌うというもの…いや、一人で小片梁川のオマケチャンネルをやらなくていいのよ。しかもクオリティ高いし。で、とめ剣も成功させちゃうし。持ってるな!豫風瑠乃!

 

秋山さんは一分間ダンス講座。絶対にブレないよな、この人。ちなみに簡単です!と言いつつ、やってることはハードです。

 

からの福田真琳さんは最近ハマってる?書道からのマシュマロを頬張り「チャビーワラビー」。二人続いて、前回の進化系といったところ?ちなみにマシュマロを頬張ってる真琳ちゃんの顔はめちゃくちゃ可愛いワラビーです。

 

小野さんは毎度おなじみ?フルート漫談。いや、フルート漫談というジャンルがあるのかは分からないけれど、まあフルート漫談です。笑

山岸さんの「ひさしぶりにこの歌聞けて嬉しいわ」のボケボケ具合も楽しい。そんな一番の見どころは音にひきづられて締めの台詞が関西弁ぽいイントネーションになっていたところ。

 

続けて小野田紗栞さん。まえの小野さんが「小野田とよく間違えられる〜」と言っていたのをみんなが弄っていたのが面白い。

そんななか披露したのが手遊び歌での自己紹介。1〜5まで歌に乗せて順番に自分の可愛いアピールをするのだけれど、3のサニコもさることながら、4の「だからなんなんだ!」が一番のツボ。ずるいよアレは。

 

そしてまさかのスポーツ枠2人目の河西結心さん。手話での自己紹介をしたあと、ホッケーのリフティングを披露します。まあ、うまいこと行かなかったのだけれど、最後振り切って「ゲット!」とドヤ顔してたのが良かったです。やたらドヤ顔が映えるよね、河西さん。

 

ラストは谷本さん。小野田さんに介護されながら目隠をして出てきて披露したのは、「匂いでメンバーを当てる」というもの。

これはもはや案件です。

しかも次々と当てていくのだから驚いちゃう…というかちょっと引いてる。

結局全員には回らなかったのだけれど、豫風さんの絵面はホントに捕まりそうなので良かったのではないかと…。ちなみに浅倉さんの匂いを嗅ぎ分ける速度が異常に早くて面白かったです。好きな匂いなのかしら。

 

ちなみに、視聴者投票の結果一位に選ばれたのは谷本さんでした。うん。谷本さんを選んじゃうあたり、つばきファクトリーのファンだなぁとも。また、ご褒美のソロコーナーはシーズン3の一発目の企画として採用されるあたり、このスピード感が「行くぜ!つばきファクトリー!」だなぁとも思ったり。

 

 

3.「つばき警察24時!」

続くバラエティー企画は、視聴者からのタレコミを元にメンバーを裁いていく「つばき警察24時!」。このコーナーがですね…かなり挑戦的なコーナーになっていたと思います。というか、生でやるには難しいし、いじられ慣れたからできた企画…とでも言いましょうか。どこまで攻めれるかと、どこまで生放送中にフォローできるかのの微妙な境目で成立していた企画だったなぁと。

コーナーMCは岸本さんと福田さんの2人。実は岸本さんが司会として回すのはかなりひさびさなんですよ。結果として回していた「ランダムダンス」回を除けばもしかしてシーズン1の最終回以来?

ちなみに司会に選ばれた触れ込みは「タレコミを募集したところ私たち岸本福田の二人だけが疑惑がなくクリーンだったから!」とのこと。んなわけ。笑

 

で、初めにざっくりした感想なのだけれど、このコーナーで大活躍だったのは豫風さんだったと思います。

豫風さん、初めの「初期のブログ、お母さんが書いていたんじゃないか疑惑」で容赦なく罰ゲームを受けることとなったのですが、そのあと腹いせからか事あるごとに疑惑のメンバーたちに罰ゲームを受けさせるような方向に持っていく発言をしていくんです。なんというか…瑠乃ちゃん、バラエティーとして正解を出せるようになってる!みたいな。そして実際、黒の判定になった時には「やったー道連れだー!」と言ってるのも面白い。あの純真無垢だった豫風さんはもういないんや…。

ちなみにそんな “ブラックるのちゃん” の一番のアシストは小野さんの「実は谷本さんよりオケツマン疑惑」の時の「よく見てくる」発言。いや、「よく見てくる」と聞き取ったのは岸本さんで「色を見てくる」とも聴こえるんですよね、ココ。あ、小野さんが何を見てくるのかはわからないですけど。

ちなみに小野さんの「実は谷本さんよりオケツマン疑惑」。もともとは岸本さんの「楽屋で着替えてると小野さんがパンツを脱がそうとしてくる」というラジオの証言から派生したもの。今までこの手のイジリが皆無に等しかった小野さんのウィークポイントがこんなところになるとは…。ちなみにこの豫風さんのあとの秋山さんとの不毛な言い合いと、「安美ちゃんは誰にでもやる!」の連呼はこのコーナー1の盛り上がりだったのではないかと思ってる。

このコーナーの弱点…というほどではないけれど前半のテンポが良かったぶん、八木栞さんの疑惑のところで少し冗長になってしまったところかなぁとは思います。ただそんななか、MCの岸本さんがミスって八木栞さんを「さおりさん」と呼び間違えちゃうところで笑いを取り戻したのは夫婦餃子のナイス連携プレイだったと思います。「スタッフにタメ口で気合い入れの煽りをしてしまう河西結心さんのモノマネ」とともに、グダりすぎなかったのはそういう偶発的なところも大きかったのかも…。

 

とはいえ、岸本さんのMCは然ることながら、福田さん…ワラビーポリスとの絶妙な連携プレイ、メンバーひとり一人の疑惑に対してブログやインスタグラム、「行くぜ!つばきファクトリー!」の過去動画、さらには生実演など様々な手段で検挙していく手数の多さ、そして豫風さんが先頭になってどんどん罰ゲーム仲間増やしていって謎の連帯感が生まれるくだりなどを基調としながら、メンバーの “黒い” 一面をキチンとバラエティーに昇華できていたと思います。

そしてラストの浅倉さんのガチ語りも良かった。うん…あの緊張感が良くも悪くも生放送で良かったなぁ…!やっぱそれまで完璧、というか予定調和っぽくてデカすぎてたところも大きかったし。

ちなみに罰ゲームは苦ジュース。かなりガチだったそうです。まあ…最年少の豫風さんが「ガチでバラエティーやりたい」っていうくらいですからね…。ちなみにそんなあと口の中を中和するために豫風さんにマシュマロをあーんしてあげる谷本さんがめちゃくちゃ微笑ましかったです。

 

と、まあそんなわけでメインコーナーはこんな感じ。いま書き出してみるとグループ一丸で何かをすると言うよりかは、メンバーそれぞれの人間味溢れる個性を抽出するバラエティーパートだったなぁと。「ワンミニッツチャレンジ」が自分発信なのに対して、「つばき警察24時!」が客観的なのも対称的で面白い。

エンディングは次のシーズン3でやりたいことを出しつつ、やる気を語りつつ締めへ。浅倉さんが言うように、やっぱり生バンドは是非とも見たい!あと、あえて二、三分のミニコーナーだけで繋ぐ回とかも面白そうだなぁと密かに思っています…!とにかくこれからも期待大!そして、サンキューBSスカパー!