…いやぁ今年も終わりましたね、夏が。
いや、正確にいうと去年の岸本ヲタはボーナスステージがあったので【灼熱】で夏は終わっていなかったのだけれど、今年は終わりましたね。
キッパリと。
てなわけで。
かくとだに えやはいぶきの さしも草
さしも知らじな もゆる思ひを
…と、まぁ、推し不在の中でも十二分に楽しめる公演…もうこれ以上楽しい公演があるのかって公演だったのだけれど、はじめに一つだけ。
二階上手席側からは全く花火は見えない。
マジで見えない。
それ以外は全く文句ないのだけれど、マジで見えない。
個人的には「ま、今回好きな子はお休みだから、見えても見なくても一緒!」で済ませたけど、まあ、アレだけはどうにかなったら良いなぁとは思う。
それ以外はマジで至れり尽くせり。
さて、昼夜別々に書くとアホみたいに長くなるので、ごちゃ混ぜに行きます。
まあ、まずは開演前からなんですけど…
昼公演は誰が始めたか祭り拍子に合わせてクラップするのが本当におかしかった。僕もそれにのりました。踊る阿呆なもんで。
プラスして名前コールね。みんな好きね、あれ。僕も夜公演では「ゆめのー!」と叫びました。理由は後で書きます。
で、夜公演もそれで行くのかと思ったらここで「おかえりゆうみ」コール。(これ、記憶を間違えてました。そしてどうでも良いけど、「おかえり河西」だと「お帰りなさい」とぴったし韻を踏める、ということを改めて書いておく。)ここら辺の “基本的に自推し中心主義の烏合の衆なのだけれど、合わせようと思えば合わせれなくもない” というスタンスが何ともつばきファクトリーファンの皆さま。まったく天邪鬼なんだから。
そういった盛り上がりのなか、イントロSEが流れて谷本小野秋山八木による太鼓組の演舞から始まって、一曲目の「アイドル天職音頭」がスタート…とここまででも充分にサプライズなのだけれど、なんとここから客席最後方から他のメンバーが降臨するという大サプライズが。
「つばきファクトリーの夏祭り 2023 灼熱」作戦会議 vol.10 - YouTube
(太鼓の練習風景はこちらから)
(因みに、SMAPファンとしては【SMAPとイく?ツアー】を彷彿とさせるオープニング。つまり、つかみとしては完璧)
…にしても、今回の「アイドル天職音頭」太鼓Ver. しかり、「表面張力〜Surface Tention〜」ボディクラップVer.にしかり、やたらと夏にライブアレンジが出てくるつばきファクトリー。ここら辺の可動域の広さとメンバーの地味な対応力の高さがつばきファクトリーのライブの楽しいところよね。
で、上がるボルテージ。
そのままMCを挟んでシャッフルコーナーへ。
福田真琳の「Come with me」が二曲目として正解すぎたなぁ、まず。福田真琳の魅力って色々あるのだけれど、僕は “喰らいつく姿勢” が好き。そもそもこの曲は一人で歌うのに向いてないのだけれど、必死に喰らいつく。それに全員が応援を向けるという空間がかなり好き。
ちなみに、友人から聞いて思い出したのだけれど、去年の【灼熱】の時点で候補にはあったんですよね。一年ぶりの伏線回収。こういうこともあるから毎年の恒例行事となれ、【灼熱】。
つばきファクトリーの夏祭り2022 作戦会議 vol.6 - YouTube
そこから小野田河西コンビの「ソラシド〜ねえねえ〜」。これは去年のひなフェスでるのちゃんがソロで歌った曲としても印象的。
ただ、不思議なのは小野田さんに関しては浅倉さんを背負ってるところが見えたところ。まあ、去年もコンビでのシャッフルだったってのも大きいけれど、少人数でのパフォーマンスの方が浅倉樹々顔負けの小野田紗栞のプロ意識が垣間見得やすい、ということなのかもしれない。とにかく完璧主義。
(因みにこれを初めて感じたのは「アドレナリン・ダメ」の浅倉パートを引き継いだとき。不退転の覚悟、というものかしら。)
そしてそれに応えて、なのか。または尊敬する先輩に元々浅倉さんを挙げている部分も大きいのか、小野田紗栞とバッチバチにやり合えていたのが河西結心、と言った印象。あと、やっぱり力強い歌声が好き。
あと、地味に “ねえねえ” と手を招きしながら近づいて最終的にタッチするところが好きです。
そして畳み掛けるように豫風山岸コンビの「都会っ子 純情」。セリフの破壊力もさることながら、ダンスはもちろん歌唱も申し分のない出来。これは、豫風さんが元から凄いのはもちろんのこと、山岸さんが未だに成長を続けてるってのがポイントですね。
まあでも、るのちゃんの「その全部 愛しい」と山岸リーダーの「心の中を見抜いて欲しい」が良すぎたかな。いや、記憶があやふやなので間違ってたらごめんなさい案件ですが…。
(あと、間奏の「ふーふー!」のコールがSMAPの「KANSHAして」のコールを想起させて地味にテンションが上がってました。)
で、こっからの「夏わかめ」よ。
「夏わかめ」よ?
知ってました、「夏わかめ」?
僕は本当にたまたま最近Berryz工房のカップリングベストを借りて、たまたまシャッフルで流れてきて、それをたまたま気に入って、たまたま覚えるまでになっていた楽曲なのだけれど…
「夏わかめ」よ?
どこのBerryz工房ヲタの仕業よ?岸本ゆめの不在でこんなこと起こる?いや、起こるかもだけれど、にしてもよ。
「夏わかめ」…良い曲だけど、不意打ちもいいところ。
からの「忘れたくない夏」。
これはもうね、【灼熱】の作戦会議を見てない僕が悪い。だって推しが出てないのが辛くて見れないんだもん!そんなところで曲のネタバラシがしてあるとは思わないもん!
「つばきファクトリーの夏祭り 2023 灼熱」作戦会議 vol.11 - YouTube
だから新曲かと思ってて…でも歌詞出てないしなぁ…でもつばきファクトリーにピッタリだなぁ…と思ってたらアンコールVで流れてきて「すみません!」となりましたね。ま、仕方ない。こういうこともある。
にしても、このロックンロールバラード、本当につばきファクトリーに合ってたんだよなぁ…てか普通に好み…まだまだこんな曲を隠してるのかハロープロジェクト…掘っても掘っても飽き足らないなぁ、全く。てか、もはや怪談だぜ。
(あと、これは書いても仕方ないのだけれど、岸本ゆめのに似合う曲だなぁとか思ったのもここだけの話。)
そして灼熱名物(?)「サンバ!つばきジャネイロ」。これはもう、つばきファクトリーの持ち歌ということじゃいけませんか?このバージョンをリリースしてくれ。
そして、またもや客席降臨。うーむ、古き良きハロコンとはこのようなものだったのか!凄い!ハロヲタ、もといつばきファクトリーヲタの民度!そしてその民度を嘲笑うかのように発射させられる水鉄砲よ!それこそ昼公演って土砂降りが続いてたので始め屋根から雨漏りしてんのかと思ったら、よくよく見ると新沼希空が水鉄砲をぶっ放してたの面白過ぎたわ。
ただ、一番の暴君は谷本安美。「ギャハハ!みんなビショビショ!」と高笑いしながらとにかく発射しまくる。一歩間違えなくてもサイコパス。1公演目は客席降臨から時間内にステージへ戻れなかったくせに。
ちなみに2公演目はきそあみに挟まれた八木栞が恰好の的となってしまい、水鉄砲の集中砲火を受けていた。なんというか、こういう時のきそあみの連携プレイの素晴らしさを垣間見た瞬間。そして「もーやだー」とか言いながら逃げていく八木ちゃんの可愛さよ。いいぞ、もっとやれ。
また、1公演目では “笛の音を綺麗に出せない福田真琳” というネタもありました。抜群に上手い小野さんとのコントラストよ。
ともかくも、ただでさえ「サンバ!つばきジャネイロ!」ってだけでも盛り上がるのに、そこに客席降臨と小道具の良さが相まって、非常に楽しいひと時を過ごすことができました。ありがとうこぶしファクトリー。
で、中MCを挟んで再びシャフルコーナー。続いては小野秋山の “えむぅず” による「明日テンキになあれ」。
もう、ここら辺はこぶしファクトリー祭りの様相。そしてスタンドマイクでのパフォーマンスもセトリの緩急として良かったのだけれど、それ以上にハモリよ…。まさかこの一回の公演のためにやってしまうのかという感動…
…にしても秋山眞緒の服装よ。今回の灼熱衣装、人によって隔たりが大きいのだけれど、中でも秋山眞緒の衣装のクセの強さ…いや、どちらかというとシンプル過ぎるのよ。ハッキリ言って “浮いてすら居た” のだけれど、ここら辺の自由さがつばきファクトリーだよなってところでもある。他人なんか気にしない、私は私。可愛い私は、私が決める。(因みに、灼熱号の車内運転でもそのこだわりは言っていたりする。)
つばきの夏 秋山眞緒 | つばきファクトリー オフィシャルブログ Powered by Ameba
(個人的にこの手の “浮いてる” 感があったのが小野田紗栞と福田真琳。あと、本人曰く “全部任せ” と話していた八木栞も若干 “浮いてる” 側にいたのが面白いところ。)
そして新沼八木による「夏ダカラ!」。しっとりしたナンバーが適度に入ってくるのが今年の【灼熱】の良さ。
そして、この曲はセリフ。新沼さんにしても八木さんにしてもセリフがいい。
あと、ここも古き良きハロコン形式な、前の楽曲を歌ったメンバーがステージ上に残って他のメンバーの曲を聴いている演出を見れたのがまた良かった。てか、一つ一つが新鮮なのよ。
そしてそのまま曲終わりで残ったメンバーにプラスして、裏にいたメンバーも総出でステージ上で楽しんだのが谷本安美ソロでの「スキちゃん」。これはもう、ズルいね。元々、岸本ゆめのとのコンビで披露するはずだったのだけれど、それがソロになってどうするかってなった時にキチンと会場を盛り上げる曲を選んでしまうのだから。
「つばきファクトリーの夏祭り 2023 灼熱」作戦会議 vol.2 - YouTube
で、アンジュルムのライブじゃないのにこのコールできたの本当に嬉しい。“スキちゃん!スキちゃん!あんみぃがスキちゃん!” って一回はやってみたいコールだったもの!
(あと、歌い終わりのライトアップがイエローでしたね。)
そして、「ふるさと」。今回、一番意外だったのがこの選曲だったかな。なんか、一番遠い位置にありそうじゃない?誰の発案なんだろう、本当に。
で、「明日テンキになあれ」でも生ハモリがあったのだけれど、ここでもガッツリ生ハモりをやっていたのがさらに良かった。シンプルに聞き応えがあったなぁ…。
そして、昼公演はここから天気が回復して無事に屋根が開くことに…と思っていたのだけれど、どうやらそれは元の進行通りであったのがわかったのが夜公演。ともかく、前回は一度たりとも屋根は開かなかったのが今回は開いた、というだけでも大きな違いだ。
(因みにこの雨、始まる直前の名前コールに呼応するかのように酷くなっていって、本当に大変だったのよ。)(そして、昼公演は容赦なく照りつける日差しで、反対に屋根閉めてもらったほうがいいのでは?と少し頭をよぎったのも事実。ほんとに暑い)
個人的に好きな歌割は福田真琳の “わがままな娘でごめんね” のところ。なんか、ここがめちゃくちゃ印象に残ってるんだよなぁ…
あと、夜公演が「おかえり河西」コールで始まったからか、紫のペンライトをこの歌では振ってました。そういう意味合いがあったのかは分からないけれど…
そして「サマーチャレンジャー」。この曲でシャボン玉の特効があったのかな。昼公演は席がステージとめちゃくちゃ近かったので、噴射されるシャボン玉をめちゃくちゃ割ってました。反対に夜公演は席が遠かった代わりに、ライトアップと相まってめちゃくちゃ幻想的で素敵でした。二度美味しいんだな、シャボン玉演出。
にしても、この曲は聴けば聴くほど良い曲。早く音源化してくれないかな…。
で、来ました新曲「勇気 It's my Life」!
つばきファクトリー『勇気 It's my Life!』Promotion Edit - YouTube
これはシンプルにポップで良い曲。全部がサビみたいな。因みにラジオではオンエアーされてたので、そこまでの衝撃はなかったかしら。
そしてMCを挟んでもう一つの新曲「妄想だけならフリーダム」…これがなかなかニクい曲。
簡単にいうと、アンジュルムの楽曲をつばきファクトリーに当ててみた感触なのだけれど、これがすこぶる新鮮。ギターリフをバックにゴリゴリに踊る。秋山眞緒が映える映える。
そして、その上に乗る歌詞もまた良い。特に “強くてお姫様” のパートを歌う小野田紗栞の良さよ。わかってる。ハロプロわかりすぎてるぞ…!そしてそれに次いで “ジャンヌでシンデレラ” と歌う新沼希空の良さ…わかってる!わかってるぞハロプロ!
また、この曲はTikTokでイントロのダンスだけ先行で公開されていたのだけれど、それ以外はまるっきりの初見なのに歴戦のつばきファクトリーのファンたちが然も打ち合わせをしてきたかのようなコールを入れていたのが怖いところ。反射神経が良過ぎる。どうなってるんだ…ハロプロファン。
(…と、ここまで前向きに書いてみたのだけれど、驚くのは新曲がどこを取っても岸本ゆめのバージョンで聞こえてくるのが怖いところよね。なんだろ…参加してない事実が反対に “どこでもパートをとってしまう可能性がある” に脳内変化されてるっぽい。正直、怖い。「きっとこう歌うはずだ」と断定系になってる自分の頭がヤバい。マジでどうしたものか。)(因みに現行の作品に不満があるとかではないので悪しからず。)
と、まあ、新曲2曲が立て続けに披露されてからの「断捨ISM」。これは完全にタオル曲…まあ、これは通常のツアーではできない演出だからってのも大きいか。そしてそれにプラスしてファンの人たちが開演前にそれぞれメッセージを書いた大漁旗の演出と…本当にこの公演はDIYが過ぎる。そして、演出一つ一つの意識の高さよ。
それに続くは「アドレナリン・ダメ」…これは夜公演の一体感がエグかったかな。完全に脂が乗り切ってる状態。全部がハマってた。
そして、個人的なこの公演の最大の事件。回替わり曲がこのタイミングで起こったのだ。
まず、昼公演は「ナインティーンの蜃気楼」。もう、これは夏の定番曲と言っていい。ロック、キャッチー、サマーチューン、それでいて更に振り付けも良い。なんの文句がある?
この布陣にプラスするのはなんとゴムボールを込めたバズーカ砲。放つのは暴君⭐︎谷本安美。最高すぎる。
で、そんな大盛り上がりの昼公演の唯一の心残りを補うかのような回替わり曲が「マサユメ」。ええ、昼公演の唯一の心残りである「マサユメ」をここで回替わり曲で用意したのだ…
思わず「キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」って叫んだよね。隣の人がビビってた。
てか、てっきり回替わり曲を用意するなら「夏わかめ」だと思ってました。てか、十中八九そうじゃね?しかも「ナインティーンの蜃気楼」ってサマーチューンよ?変えないでしょ?ふつう?
いやぁ、流石だわ。
ただなぁ…言っといてなんだけど、この曲が一番岸本ゆめのの不在を感じるんだよなぁ…しょうがない。あの、バチクソかっこいい「マサユメ」を浴びてはそうなってしまうのだ。
が、ここでもやはり印象的なのは福田真琳。いや、これは「ゆめまりん案件」と言って良いだろう。
福田真琳が岸本ゆめののパートを任されるにあたって一番好きなのは “喰らいつく姿勢を隠さないこと” 。下手に飾りすぎず、等身大でぶつかる。もちろん、上手くいくときもあるけど、毎回がそうはならない。ただ、そうはならないけれど、それが魅力として輝くのだ。
例えば「断捨ISM」の最後 “きっとそんなに多くない” のところ。岸本ゆめのはここをファルセットを駆使しながら声量は一定に保つことで彼女の歌の “旨さ” を引き出している。(僕はこの力任せのようで実は繊細な機微が窺える歌い方が大好きだ。)
しかし福田真琳はこのようなことはしない。あくまでも地声で等身大で向かう。
「マサユメ」も “どうしていま修羅場みたいな” はしっかり腰を落とすような歌い方でリズムを取ってることでグルーヴを最大限に引き出していたりする。ただ、これは自分の体の経験値であっておいそれと身につくものではない。福田真琳が上手くいかないのもそのためである。
しかし、必死に喰らいつく態度、それが重要なのだ。福田真琳が岸本ゆめののパートを歌っているのを見るたびにこれを思うし、そのひたむきさが良いんだよなぁってなる。
そんな爆上がりパート、ラストは切り札「今夜だけ浮かれたかった」。てか、ここの中島卓偉パート楽しすぎる。やはり、中島卓偉は天才なのでは?サンキュー卓偉!!!!!!!!!!!!
これはもうCメロ。正直、岸本浅倉小野小野田が正解すぎるのよ。でも、そこに入るのが山岸新沼ってのが面白いところ。で、上手く歌ってしまうのも不思議で嬉しい誤算だった。
ここからアンコール…なのだけれど、ここでこれまでの【灼熱】に向けての作戦会議のダイジェストが流れてきます。ここでね…岸本ゆめのが映るとね…どうしても意識してしまうよね…まあ、特に昼公演は泣きそうになったなぁ…
(それとは別に、アンコールの間に映像が流れるのはSMAPのライブだなぁと…いや、基本的なパフォーマンスのカッコ良さはもちろんのこと、客を楽しませる様々な仕掛けを用意していることは、間違いなくSMAPのライブである。これで、ガッツリしたコントなどのお笑いコーナーとか始まったらいよいよである。)
からの「君と僕の絆」 は沁みる。もうね、イントロの元々浅倉パートだったところ…もっというと去年の【灼熱】では岸本パートだったところを山岸理子が担当しているのがエモいというかなんというかね…。意外と少なくないのよ。岸本パートを歌う山岸理子。
そしてそれ以上に夜公演の小野田紗栞の一番入りのソロ “近くにあるさ 僕らの絆 色褪せはしない” …ここも岸本ゆめののパートなのだけれど、泣いてるように思えたのね…。ちょっと遠かったからなんともなのだけれど。ただ熱い女、小野田紗栞の真骨頂という気がヒシヒシとする。
因みに個人的には樹々ちゃん卒以来に聞いたからってのも、心に沁みた結構大きい原因な気がする。
で、ラストMC。
まずは昼夜通しての福田真琳。あなたは本当に良いところを突いてくる。困る。サラッと「気持ちは11人で望みました」って言うんだもの。だから夜公演で「ゆめのー!」と叫んだのよ。気持ちが11人というのなら、ありだろうと。そしたら、真琳ファンが「きしもーーん!」と叫んでくれたのは殊勝というべきか。このアイドルにこのファンあり、と言った瞬間だ。
昼公演は谷本安美。いや、もう今年の【灼熱】のMVPは彼女じゃないかとすら思う。
なんだろうな…ほんとにわからないんですよ。それを意図してやってるのかどうなのか。「私、やらなさそうでしょ?」とか言いながら和太鼓に立候補したり、MCでもガンガンに前に出てみたり…もちろんパフォーマンス面では真っ向から岸本ゆめのを補えないのだけれど、それでも率先して前に出ている感じはね…なんか少しでも盛り上がるようにやってるように思うんだよなぁ…いや、ほんとに無意識かもしれないけど。
ただ、シャッフルで「スキちゃん」を選曲した後にこの最後のMCで観客に「ゆめのがスキちゃん!」とコールを煽ったのは紛れもなくそういった “優しさ” の確かな片鱗だと思うんですよね。出来ないなりの突破する努力。
そしてそんな「スキちゃん」の “ゆめのコール” を聞いた結果、昼公演の「ハッピークラッカー」で大号泣したのが秋山眞緒。そして、夜公演ではキチンと「ゆめの分も…」と言っていたのが印象的。
それ以外にも、新沼さんの「好きな女の子の浴衣姿見れて良かったですねー」発言も安定して面白いし、改めて河西さんの「ただいま!」「おかえり!」のコールアンドレスポンスが出来たのも嬉しかったし、更にリーダー山岸理子の「スタッフさん含めて全員に『ありがとう』を言ってください!」というのも良かった。
うん。良かったなぁ…!
そんなラストは「ハッピークラッカー」。昼公演は全員でバズーカー、夜公演は秋山八木の太鼓からの花火(ま、見れんかったけど)…と、ほんとに詰め込みすぎの灼熱公演。うん。楽しすぎる。
確かに、推しが居ないのは甚だ残念だけれど、正直そんなことどうでも良くなるくらい楽しめた!そして、これはあくまでも記憶があって、かつ書き表される範囲のみ!ぶっちゃけ1秒も隙がなかったし、なんなら実際はここに書いてあることの百万倍の情報量があるもの…。マジですごい現場だったな〜。来年もあると良いな〜。休みが取れれば行きたいな〜。