さしもしらじな

アイドル系のデトックス諸々

“止まんないよ!鼓動だもん!” つばきファクトリー「アタシリズム」

 

まぁ、改めて語る必要はあるのかどうかってところだけれど、語ろう。

 

…ただなぁ、どこから語るかですよ。

 

とりあえず、前提を押さえましょう。

 

 

っていう期間があって、その真っ只中のマイナス感情が押さえきれず、冒頭に出ちゃってるのがこのブログ。

 

 

…まぁ、事務所不信というか、岸本ゆめの不在でシングルが出るってなったときに、うーん、やっぱり岸本ゆめのの性格を鑑みても「別の新曲が出てくる」もしくは「新曲をわざわざ作る」ということはしないと思ってたんですよ。普通に効率悪いし。

 

 

で、まぁ、思ってた通り、というか、これはこれで意外だったのだけれど、「勇気 It's my Life!」の11人バージョンが【可惜夜】ツアーで披露されて新曲の線は無くなったなぁと。

 

 

(因みに、個人的にこの11人バージョンがしっくり来すぎてて、10人バージョン聴くと違和感を感じたりする。ばっちし、思い出補正込み込み。)

 

 

で、どこかのタイミングで11人バージョンがアルバムにでも収録されて、トントンかなぁという感じ。岸本ゆめのの歌唱動画も出てきたし。

 

 

 

というわけで、まったく期待してなかったんですよ。岸本ゆめのつばきファクトリーでの “最後の” 参加曲。

したらさ、【可惜夜〜暁】で来たからビックリしたよね。(月並み)

 

 

 

 

いやぁ。

これに関しては星部ショウさんも言っての通り “しれっと” 初披露されたので驚きが少ない…というかこの【可惜夜〜暁】自体、色々サプライズが多すぎてなんでもござれ状態だったし、新曲として披露されたこと自体が霞むくらい色々ありすぎたのよ。

 

 

現地としては。

 

入りのベース音が来た瞬間の「?」の感じ?

新曲って出てきた瞬間の「?」の感じ?

現場にいた全員が「?」と思いながらコールを入れる感じ?

 

もう、なんか、誰も何もわかってないけどとりあえず盛り上がるぞ!感が良かったよね(笑)

 

 

でさ。テロップで児玉雨子作詞、星部ショウ作曲、荒幡亮平編曲って出てきて曲を聴いたらさ、もうゴリゴリの中島卓偉リスペクトなわけじゃん?

星部ショウさん、やったな、と。

 

 

この回でめちゃくちゃ「中島卓偉さんとつばきファクトリーの親和性」、もっと言えば「中島卓偉さんへの対抗心」をゴリゴリに見せていたのだけれど、ここで昇華したのではないかと思ったよね。

主に、リズムのキレがいいメロディーラインとコーラスワーク。いや、これは編曲の範疇かもしれないけど。コーラスがエグい。(因みにコーラスはディレクターの山尾さんも参加してる)

 

(こちらは中島卓偉さんがつばきファクトリーと共演した回)

 

まぁ、後になって「アタシリズム」が「岸本ゆめのをフィーチャーした曲」として制作されたことが分かるのだけれど、それはそれで、なんかなぁ…ずいぶん遠くまで来たもんだなぁと。

 

 

少なくとも僕がファンになりたての頃…「断捨ISM」のときですら「つばきファクトリーっぽくない」って言われてたのよ、岸本ゆめのって。

 

そんなアイドルがさ?自分のグループにさ?フィーチャーされる曲が作られるんだぜ?

 

いやぁ、世界って変わるもんだなぁ…。まぁ、ここら辺は8人つばきで少し風通しが良くなって、リトキャメが入って幅が広くなったお陰でこういう武器を使えるようになったって話なのだけれど、にしてもよ。

 

それはもう歌詞追うと本当にそのままで、

 

“みんなよりちょっとだけ派手な服着て良いじゃんな?”

 

“ってなかんじで強気な子と思ってたって?余計なお世話だ”

 

“アタシなんかでいいのかな…なんて

Everyday 気にする人目

だけど 誰の代わりにもなれないや”

 

 

いや、まんまじゃん!!!

 

 

フィーチャーもフィーチャーじゃん!

こんなにこんななことある?

 

いや、たとえば。

譜久村さんの卒業シングルとか、竹内さんの卒業シングルとか、確かにそういう作りですよ。でもそれって、つんく♂さんだったり、堂島孝平さんが “個人として” 当て書きしたものじゃないですか?(始めっからそういう意図があったかはさておき)事務所総出で当て書きみたいになったわけじゃないんですよ。

 

なかなかないですよ、こういうの。

 

(当て書き、じゃないけど、最後の最後に岸本ゆめののコーナーを捩じ込んでくれた行くぜ!つばきファクトリーのプロデューサーも粋だったなぁ!ホントに頭がさがるばかり…ありがとうございます。)

 

そしてサビに出てくる “アタシリズム” と “アタシビート” …まあ、“R&B” ですよ。いや、本来は “Rhysm & Blues” なのだけれど。これは、岸本ゆめのが兼ねてから目指す方向性として話に出てくるキーワード…歌いたいジャンルをさらっと入れ込んでるんだなぁ。

 

(やっぱ、tiny tiny 復活させません?てか、行くつばの岸本ゆめの復活回、めっちゃtiny tinyの雰囲気あったから、ムリなら行くつばでやって欲しい。リトキャメの tiny tiny が見たい。)

 

 

そして、

 

“なんだか だんだんとアタシになれそう”

 

で締める。

これが、児玉雨子大先生ですよ。

 

てか、児玉先生、岸本さんのこと好きなんかな?

 

(ついでに児玉さんが出ている行くつばの回も置いておこう。てか、行くつばって凄いな。なんでも出てくる。)

(そっか、新沼希空さん、卒業後作詞家として帰ってくる可能性があるのか。きそ、作詞家。)

 

そして、荒幡さんですよ。

荒幡さんといえば、樹々ちゃんの卒業ソングである「You're my friend」の編曲もしているのですが、つばきファクトリーとしては生バンドライブ【Moment】のバンマスとしてもお世話になった方。

 

 

 

(待って…まだこれが一年前だと…)

 

(ついでに置いておきます。今年はやってくれ〜行けるかわからんけど〜)

 

(なんで2曲分しか上げてないの…公式さん…)

 

(これ聴くたびに、樹々ちゃんはぼくの初恋幼馴染錯覚シンドロームにかかるんだよなぁ…辛たん)

 

でさ、編曲もかっこいいのよ!!!

ベースがブリブリ聞こえる曲はマジで正義。

体感がしっかりしているベースとリズムトラックに、ピアノとギターが派手なウワモノとして極上なエッセンスを加えているってのがね…好みぎるわね。

 

(ベース担当の鈴木さん)

 

…という、お抱えのメンバーで急遽作り上げた “本来なら存在しないナンバー” ってのがね…なんかまた厨二心をくすぐらせるんですよねぇ…。いや、決していい思い出だけじゃないですよ、推しの休止期間ってのは。チャウチャウちゃうねんも、Lucky Fesも、灼熱も、25周年ライブも、11thシングルもいて欲しかったもの。(僕は個別には行かない人間だからそうでもないけど、やっぱりイベントで会いたかった人も少なくなかったわけだし。岸本さん、これから先、個別イベントやらなさそうだし、本当そういうところだよ、だけど好きなところ by 七分咲きのつづき)

 

(こちらも、読んで!!!)

 

まぁ、でもなぁ…この現象自体の面白可笑しさみたいなのでギリトントンかな?

なんてったって、セリフまでついてきちゃったし。

 

 

「絶対、誰の代わりにもならない!」

 

 

なれねぇよ、誰も。

 

 

まさか、レコーディング映像まで出るとは思わなかったよ…これに関しては移籍した後だったし。

もう、時系列ぐっちゃぐちゃ。

 

 

歌割もいいんですよ…Bメロのファルセットに上がるパートを任せられている小野小野田の解釈が一致すぎるのもそうだし、2番初めの “ひとりで思うままいて” が八木ちゃんなのもいいし、その後の低音が効くパート、落ちサビのところが山岸理子なのもそうだし、てかそもそも落ちサビがゆめりこなのが正義すぎるし、披露する機会が【可惜夜〜暁】の一回限りってこと考えてなさすぎるし、セリフ挟んでのラスサビの美味しいソロが新リーダー新沼さんなのも含めて、いいのよ!

 

ま、岸本ゆめのさんの歌割は毎度全部優勝なのですが。てか、吐息が入ってるなんて聞いてないのよ。うーむ、この曲、至れり尽くせり過ぎるのよ。ありがてぇ。

あと、ダンスがカッコいい。全体的にスタイリッシュでカッコいいのだけれど、ラストに細かいステップを刻みながら中央に集まって行くのが好き。あそこ、カッコ良すぎません?踊ろうと思えばちゃんと踊れるグループつばきファクトリーの良さが漏れ出ちゃってるの、好き、好き、好き、ムリーーーーーーーー!

 

(因みに、ラジオでの初解禁は意外と早く11月中には「浮かレディオ」内ではかかっていたりする。あと、公開収録イベントでは無限ループでこの一曲が流れていて、1人で勝手に湧いていました(笑))

 

 

さて、そんなこの曲、フィーチャーされた本人がそのまま卒業するってんでその後どうなるんだろ?と思ったら早速フェスで使われるのがなかなかの特別扱い。

 

(ちなみに新沼さんのブログで「マネージャーさんと話し合ってフェスのセトリを決めている」とあったりするので、メンバー発信でやろうとなった可能性が頗る高い)

(にしてもフェスでどこにもアクセスする手段のない楽曲をやる大胆さよ)

 

そして、油断ならないアイドル、小野田紗栞ですよ。まだ、合計で披露された回数が片手にも満たないのにバースデーイベントでやっちゃう大胆さ。どれだけ好きなのさ。

 

 

しかも岸本ゆめのが観にきてるのが良い。継承したん?

 

 

そしてそのままクリスマスイベント、【Three Of Us】でも披露という…この高待遇。「でも…いいよ」はもちろん、下手したら「勇気 It's my Life」より待遇がいい説あるぞ。今からでも遅くないからりこゆめを呼んで灼熱衣装でPVを撮ってくれ(冗談です)

 

 

 

…そんなサイコーサイコーサイコーなスタイリッシュナンバー「アタシリズム」。新メンバーもこれから歌って行くのかなぁと思うと感慨深い。

ファイトだよ!新メンちゃん!!!

 

 

 

 

“暗澹で 散々な日も越えてって

そうやって だんだんとアタシになるよ!”