さしもしらじな

アイドル系のデトックス諸々

帰ろうレッツゴー!初回リバイバル!-行くぜ!つばきファクトリー#56

 

 

さぁ、時を戻そう。

 

 

 

 

 

さて、この回の肝はラストシーンと言っていい。

 

この回のラストは「行くぜ!つばきファクトリー」が “夢であった” ことを示すシーンで終わる。そしてその結果として、冒頭で語られている豪華景品は渡されずに終わる。

 

しかし問題は一体いつから “夢の世界” に入ってしまったのか、ということだ。

 

ここで幾つかの考察をしなければなるまい。

 

 

① 夢だったのはこの回のみという考え方。

 

この回の冒頭では「時をかけるつばきファクトリー 近づく覚醒の刻」と書かれている。つまり、この回を一つの作品と見て、新沼希空の夢だとする考え方。

 

とはいえ、これだと豫風瑠乃が「行くぜ!つばきファクトリー」の存在自体を知らないという事実と矛盾する。

 

しかし、“時をかけるつばきファクトリー” ということを考えると、思い出されるのは名作「時をかける少女」である。つまり、新沼希空時をかける少女としてこの “行くぜ!つばきファクトリーのある世界線” から、何らかの形で “ない世界線” に迷い込んでしまったという考え方である。

 

その場合、豫風瑠乃は真の首謀者であるということになる。つまり、「行くぜ!つばきファクトリー」という存在を何らかの理由で消さなければならなくなった。なので、ひとりタイムリープを行い、行くぜ!つばきファクトリーのない世界線へと接続した…しかし全ての記憶を消すことはできず新沼希空に記憶が微かに残ってしまった。その最後の夢の部分を消すためにあの楽屋に居た、という説である。

 

しかし何故、新沼希空が記憶を持っていたのか…その理由は一つしかない。

 

新沼希空は未来少女だから、である。

 

 

 

 

仮にこれを「時をかける未来少女説」と名付けることにしよう。

 

 

② 前回のエンディング時からそのまま夢に接続している説

 

一つ前の企画は、【帰ってきた!パジャマトーク】であった。そしてその最後で、みんな眠るくだりがある。

 

 

つまり、この最終回全体がそもそも夢である、という説である。

 

それは一つの集団催眠とも言える。

 

詰まるところ、メンバー全員が「行くぜ!つばきファクトリーを終わらせたくない!」と願った結果、幻想の最終回を作り上げてしまったということだ。

 

この説で行くと、最後の新沼希空と豫風瑠乃の会話も全て “夢” ということになる。しかし、何故このような、“行くぜ!つばきファクトリーがそもそもなかった” という結果に言及しなければならなかったのか。

 

それはここ数回の流れが関係している。

 

【バレンタインデークイーン統一王座】回で、新メンバーが先行に出たことは否応なくメンバーたち、特にリトキャメたちに加入当初のことを思い出させたに違いない。そしてそこから、【新コンビさん!いらっしゃい!】はシーズン1の【ミニミニ運動会】のオマージュ企画、そして【パジャマトーク】はそれより前の【26時間スッペシャル】の復活企画と時間を遡行するようになっている。

 

そのような遡行の中で、全員の同床夢として、初回放送をリバイバルする夢が出てきたのではないか…という説である。

 

では、ラストシーンは何か?というと、「行くぜ!つばきファクトリー -1.0」の世界線である。つまり、“戻りすぎた結果、行くぜ!つばきファクトリーのない世界まで夢想してしまった” という説。

 

これを仮に、「行くぜ!つばきファクトリー-1.0説」としよう。

 

 

③ シーズン5の初めから夢だった説。

 

さて、シーズン5の一つ目の企画を皆さん覚えているだろうか。

 

 

そう、シーズン5の初めは【岸本ゆめの夢で逢いましょう】である。つまり、そもそもシーズン5自体が “夢” という説が成り立つのだ。

 

(すみません、推しなもんで。#ぶるぶる )

 

考えてみれば、シーズン5の初めはカオス企画が目白押しなのだ。

例えば【よっふぅ〜アイランド】、【ダル絡み透明人間チャレンジ】【クリスマスKawaii選手権!】はカオス三部作ともいうべき企画だった。そして、【オケツマンからの脱出】【イメージランキング】と続くのだけれど、これらの企画は卒業したメンバーを除く9人で基本的には行われた。

 

先ほどの説で話した通り、この回へと繋がる数回の企画は時間を遡行する形で行われている。そしてそれは新メンバーの加入をきっかけとしている。

 

では、この夢を作り出しているのは一体誰なのだろうか?

 

それは卒業した浅倉樹々山岸理子岸本ゆめのではないだろうか?12人で始まったことを覚えて欲しいという強い思いが初回のオマージュという形が現れた、という説だ。事実として、過去回のVTR、及びエンドロールでは “12人のつばきファクトリー” が映っている。それは、これからも変わり続けるグループだからこそ初回のメンバーを忘れないで欲しい、という想いが出てきてしまったのではないか。

 

これを仮に 「12人の行くぜ!つばきファクトリー補完説」とする。

 

 

④ そもそも夢じゃない説

 

…いや、そもそも “夢” じゃないとしたらあのシーンはなんなのよ?と思うかもしれないが、重要なのは新沼希空が起きて、るのちゃんと部屋を出た後のシーンである。

ここでは一人でにテレビが映り、行くぜ!つばきファクトリーが映し出され、別のラストシーンが流される。

 

さて、ここで考えてみよう。

 

もし、新沼希空と豫風瑠乃のいる世界が現実だった場合、テレビに映っている映像もまた現実である。なぜならばテレビは撮ってないものは映せないから。つまり、撮っているということは、同時に現実であるということになる。

では、なぜ目覚めたときに新沼希空も豫風瑠乃も行くぜ!つばきファクトリーの存在を忘れてしまったのだろうか。

 

それはつまり、新沼希空の夢だったのではなく、つばきファクトリー全員の記憶を奪われたのである。

 

これが4つ目の説、すなわち、「集団記憶喪失説」である。

 

 

…というわけで、

 

 

①「時をかける未来少女説」

②「行くぜ!つばきファクトリー-1.0説」

③「12人の行くぜ!つばきファクトリー補完説」

④「集団記憶喪失説」

 

 

の4つの説が出揃ったわけであるが、果たしてどれが正しいのだろうか?それを見極めるために我々は今から過去回を見ていくわけである…

 

 

 

 

(とりあえず黙ってお気に入り登録をしましょう。そしてあとはひたすら回す!!!)

 

 

…と、続く予定だったのだけれど、早々に新シーズン続投が決まるという嬉しい知らせ。

 

 

となると気になるのは、このエンドどうするつもりなのだろう、ということだ。果たして、次シーズンで回収されるのか?はたまた無視されるのか?どっちなんだ!?

 

 

 

 

P.S. まぁ、もう一つあるするならば、実はあのエンドシーンにテレビで映っていた映像が本来のエンディング用に撮っていた素材で、新シーズンが決まった後に新沼希空と豫風瑠乃のシーンだけ別に撮ったのでは?ということも少しだけ思ったりはした。ただ、その場合、やっぱり何らかの伏線なのだろうけれど、次回の企画とは関係なさそうだから、やっぱり元々この路線で行くつもりだったんかなぁ…。謎は深まるばかりだ…。(勝手に深めてるだけとも言う)