さしもしらじな

アイドル系のデトックス諸々

#野中の味

 

えーっと。

 

そもそも、『SONGS FOR YOU』について、ダラダラと長々と、ここ数日書いていたのですが、昨日突如として発現した #野中の味 なるタグに触発され、その要素も盛り込もうとしたところ、思いのほか捗ってしまい、別記事として書く次第。というか、こっちまとめてからの方が、『SONGS FOR YOU』の魅力を語りやすそうなのです。

で。

Twitter でサラッと書こうとも思ったのですが、個人的に端的に示せるのではあるけれど、なんというか。

 

センシティブなんですよねぇ。

 

なので、軽々しく書いて、気分を害されないように、木を森に隠す次第。あ、あと、つんく♂さんの元記事は読んでないということも。あくまでも、本人のブログ記事で知り、書きたくなったところ、思わぬ言葉に出くわした…という体で。

で、その一言なんですけど。

 

 

“脱いだら凄い人”

 

 

なんじゃないかと。

いや、始めは容姿の話だったんですよ。

というか、そもそも容姿についてはそんなに書くつもりはなくて、“地味” って書こうとしたんですよ。ただ、そのギャップとして「写真集の映像見たらわかる通り、脱いだら凄いんですけど…」って浮かんだ瞬間、

 

「いや、全体的に魅力の根幹はコレじゃね?」

 

となりまして。

野中さんって、どちらかと言うと、目立たないんですよ、初見では。かくいうぼくがその一人。ただ、知れば知るほど、魅力が溢れてくると言うか、「なんじゃ、この人⁉︎」ってなってくるんですよ。

 

で、気づけば沼に沈んでたんですけど。

 

まあ、容姿も去ることながら、個人的には歌声。

実は、歌もすごく目立つわけではないんです。中低音の方が得意で、高音はどちらかと言うと、得意ではないイメージ。(というよりも、ただいま絶賛研鑽中なんだと思う。半年後くらいには最強になってそう。)高音の抜け感で勝負しがちなハロプロのなかでは、意外と目立ちにくい…んですけど、どちらかと言うと、低い声が好みなので、ドンピシャなんですよ、個人的に!あと、意外と声の線が太いっていうのもポイント。

そして、それでいて、甘い声してるって言うのが、何より嬉しいところ。甘い声っていうと、割と高い声の人の方が得意なイメージがあるのだけれど、そこもギャップ。この低くて甘い声、なんというか、“餡” みたいな声だなって思うんです。

ただ、それでいてもう一つ重要なのが、しっかりとリズムを感じれるところ。切るべきところは切るし、伸ばすところは伸ばす。まるでそれは、細やかな手業でできた和菓子を見ている歌声、ひいては歌になるのです。(これは、自作曲にもしっかり表れているのが面白いところ。)

で、基本的にはこういう規則正しい歌い方をするのですが、こういう歌い方だからこそ、崩れたときがセクシーになるっていう魅力。個人的には、「Come with me」のガムシャラ感とか堪らないです。

 

あとは、才能。色々あるのだけれど、個人的には “発想力の多さ” が一番だと思います。『SONGS FOR YOU』で、コレでもかと魅せられたのですが、野中さん、そもそもの閃くアイデアの数が人より多いと思うのです。で、昔はその発想力を自分一人の力でカタチにしようとしていたのだけれど、今は周りの人と連携してより良いものを作っているイメージがある。それこそ、体調管理をとってもそうだし、作詞作曲編曲における過程とかも聴いてるだけでワクワクするし。

 

そんな人間関係においては、人の良さを引き出しつつ、しれっと自分も目立つ人な感じ。相手を理解した上で、最良の自分も魅せるというか(相手のために一肌脱ぐ人、とでも言うべきか…)。“餡” は、水に溶けばお汁粉になり、米に合わせれば餅となり、パンに塗れば小倉トーストなのです。実に万能。

佐藤優樹さんとの連弾もその一つだし、時々で魅せるデュエットの数々の相性の良さは数知れず。そんな、“脱いだら凄い人” に対して、“脱がなくても凄い人” こと牧野真莉愛さんとの関係性もその一つ。個人的に、牧野さんって声質が(容姿の王道感にしては)“意外とスパイシー” な感じがするので、なんというか、二人合わせて “桜餅” みたいなイメージになるというか…伝わります?この感じ。甘いけど、葉っぱ部分の香りと塩気がさらに美味しさを引き立たせるのです。そこに、羽賀朱音さんという、抹茶がくれば言うことなしですね。「Give me 愛」。

 

というわけで、まあ、#野中の味 を “脱いだら凄い人” と例えてみたのだけれど、いかがでしょ?ちなみに、個人的にこういうアイドルは少ないと思うのですが(そもそもアイドルなんて目立ってナンボなんで、そりゃ少ないだろう)、一人あげるとするならば、草彅剛さんですかね。ま、野中さんを知った始めから、気質が似てるとは思っていたのですが、今回ようやく腑に落ちた感じ。