さしもしらじな

アイドル系のデトックス諸々

『行くぜ!つばきファクトリー!』#8

 

だから、先週観た段階から書けと。

記憶うすれてるぞ、と。

困るぞ、と分かってわいるんですけど。

 

はい。

 

シングル発売記念、即興ドラマ回。

「涙のヒロイン降板劇」「ガラクタDIAMOND」「約束・連絡・記念日」で4人組3グループ、シチュエーションとセリフはくじ引き、制限時間は3分間というレギュレーション。地味に、“制限時間3分間” というのが、大きいんですよ。コレないと終わらないんで、マジで。

一組目は「涙のヒロイン降板劇」チーム。メンバーは岸本さん小野さん八木さん豫風さん。

終わってみればなのだけれど、実は起承転結が1番キチンとしていたのがこのチーム。一番ドラマっぽい作り。要因はおそらくメンバーが一人ずつ劇に入っていったことで、ここらへんの工夫が最後のオチにも繋がっていった印象。

とはいえ “即興” ですから。噛み合わないというか、一番手こずっていたのもこのチーム。一番手だけに。そんななか岸本さんと小野さんと八木さんが上手いことベースを作りつつ、半ば暴走気味の豫風さんという構図が面白くなっていたのが印象的。まぁ実際はセリフを忘れていたってのが可愛くて憎めないところ。

果敢賞は八木栞さん。停滞しがちのドラマを前進させていたのだけれど、伝わりにくいのよこの役割。個人的にはラスト、岸本さんが自分のセリフをオチに使うために自分で振るのだけれど、ここの時間稼ぎをしていたのが八木さんだったのです。そうそう、もともと演劇部でエチュードをやっていたという話をしていて、時々出てくる割り切りの良さはここから来ていたのか!と思い至った次第。こういうところにルーツがあったのか…。

あと、上々軍団鈴木啓太さんのブログで書かれていた「コントの中でツッコミするのが上手い」ことに定評のある岸本さんを堪能できたのも良かったです。サラッとやってのけるんですよね。

一方、ワンシチュエーションという点が強調されていたのが「ガラクタDIAMOND」チーム。メンバーは、新沼さん谷本さん浅倉さん河西さん。

…にしても、くじ引きで選ばれるセリフはお題となる楽曲の歌詞から選ばれるのですが、この曲の難しいこと。なんというか、「歌詞!」という感じなんですよ。セリフに向いてない。というわけで、メンバー一様に手こずります。

ただ、そこはバラエティエースの新沼さん。入りからバチっと世界観を決め、失恋話を始めたのが上手いことハマった気がします。そして、それを上手く受ける浅倉さん。あとの福田さんに持っていかれてましたが「消えてく テールランプ」の使い方はかなり上手いと思います。

そして、全然悲しそうじゃない谷本さん(笑) それ以前の河西さんとのやりとりが可愛すぎるんですよ。周波数が合うのか、河西さんが合わせてるのかわからないのだけれど、二人で引き笑いしてるところの声のシンクロ率が心地良い。そして、先輩たちの失恋話を聞いて「みんな現実がガラガラ崩れてるね」と一刀両断する河西結心さん、良い顔しています。

ただ、そこからオチが見つからないと慌てるメンバーたち。外に応援求めてみたり、「オチどうすればいいのー」とメタ発言したり、やりたい放題。(ここら辺、新沼さんやはりバラエティの有能さ)そして最終的に浅倉さんがナイスパスを送り、新沼さんのお酒に頼る終わり方で大団円の流れ、アイドルっぽくなくて最高。

三組目の「約束・連絡・記念日」チームは、山岸さん小野田さん秋山さん福田さんの四人。小野田さん曰く「ミラクル起こす系」の人たちが集まっているとのことですが、その通りの出来。

…というかつばきファクトリー、ギャル好きすぎ。「ガラクタDIAMOND」チームも明言はされてなかったけれどテンションがギャルでしたし。願望でもあるのかしら。そしてそのノリに付き合わされることになった福田さんのギャル…というかチャラ男感がもうヤケクソで面白い。いや、他の3人がなんで堂に入っているのかも謎なのだけれど。

山岸さんのセクシー感はさることながら、小野田さんがもう可笑しい。おそらく前回の占い回との二本撮りだったと思うのですが、そこですでにエンジンが掛かっていたのかやたらとテンションが高い。(というか、その喋り方は果たしてギャルなのか?)そして、秋山さんも絶好調。そもそも福田さんが「この街全体、もっと強く光るから」でミッション自体は終わっているのだけれど、そこから熱が入ったのか、他の3人に次々と振っていくのが面白い。さすが元末っ子、暴走したら止まりません。

そんななかラストは予め伏線を張っておいた “同盟を組む” フェーズ。ここら辺の上手さが小野田さんの隠れた才能。まだ、爪を隠している説、あると思います。

そんな三組三様の即興ドラマ、もとい即興コント。スタッフの判定で「約束・連絡・記念日」チームが優勝。勝因は福田さんのセリフの入れ方。やはり只者ではない福田真琳、おそるべし。

そして、それを受けての「敗因は順番です!」とぶっ込んじゃう八木さん、「ありがとうございます!」と頭を下げる秋山さん、「ギャル界は礼儀に厳しいから」と突っ込む岸本さんのこの流れ、コレが一番ネタっぽかったのが面白かった。岸本さん、ツッコミを磨いてますな。

 

そしてここから、武道館の舞台裏映像。“リハ映像” と “ライブ直前の円陣” 、“終わった直後” の美味しい三点セット。リハでは、新メンバーの初々しさに目を見張りながら、「先輩たちは黒Tシャツだけど、新メンバーは白Tシャツなんだ」と発見したり。あと、八木さんは初めてにしては目が座りすぎてない?とか、面白い発見も。

円陣はハロステでも出ていたのだけれど、その完全版。目がウルウルしているメンバーだったりが映っていたりして、ハロステと合わせてみると全員の顔が観れるのではないかと。あと、「写真撮ってもらおうよ」の件。第二章が始まるって感じ。

そして終わった直後も直後、舞台から降りたすぐのところにカメラがいたのだけれど、みんな一様に「ライブがすぐ終わっちゃった!」と言っていたのが印象的。そしてラストの豫風さんの口を隠しながらの「お疲れ様でした」が可愛すぎる。アイドルだなぁ。

ラストは即興ドラマのオフショット。ガチで打ち合わせてる山岸小野ペアもカッコいいのだけれど、やっぱりちょけてる新沼さんに目が行っちゃうのよ。お題「授業参観」で「わたしの夫と不倫したの誰〜」っていうの、流石すぎます。そしてその脇で、河西さんを嗜む谷本さん。ほんと、アイドルってさまざまですよね(笑)