さしもしらじな

アイドル系のデトックス諸々

『行くぜ!つばきファクトリー!』#7

 

下書きをしてからもう一周分見れば良いものを、すっかり書き忘れてもう見返すこともできない…。

 

ファクト危し。

 

というわけで、なんやかんやで気づけば第7回。武道館直前スッペシャルも終わり、ひさびさの通常回一発目は初のゲスト回。

 

…そう、初のゲスト回なのだ。

 

そもそも、アイドルだけで回す番組自体が珍しいと思うのだが、その違和感を感じずに来ていた今までが異常だったのだろうか…。

 

さておいて。

 

栄えある初ゲストは、霊が見えすぎ芸人のシークエンスはやともさん。例の例によって、テレビをあまり見ない人間なので存じ上げなかったのですがどうやら霊視の人みたい。期待。

というわけではやともさんがメインでメンバーを掻き回すのかと思いきや、コレがまさかの小野田紗栞回。

 

まず、ナレーションから小野田紗栞さんだったのですがキャラを全面に押し出してやりたい放題。おねぇさん、それはナレーションではなくオーディオコメンタリーというのでは…。いや100歩譲って、“天の声” というのが近い…いやもうこの際 “天使の声” とでも言っておこうか、とにかく自由すぎるナレーション。

毎度恒例のメンバーが映るオープニングですら「わあ、今回の宣材写真の紗栞も可愛いですね!」というのだ。自由すぎる。

そんな “天使の声” こと小野田さん。本編でも割とはっちゃけてたのが印象的。

今回は六人ずつに分かれての霊視鑑定だったのだけれど、まず前半のメンバーが、浅倉、福田、谷本、河西、小野田、秋山というメンツ。後方の一番遠い席がリアクションの良い秋山さんの布陣、一体感が出て良いですよね。また、進行は浅倉さんが務めつつ小野田さんが真ん中に座っているのがそもそも戦略として上手かったというのもある。

さて、そんな布陣で挑む霊視鑑定。順番としては五位から発表して、最後に一位と最下位を発表するのですが、なんと我らが小野田さんは初っ端の五位という結果。

…で、ですよ。

この五位に至る前の “天使の声” が秀逸で。「私は絶対一位です!」って振ってるのがもうツボ。なんだその技術、芸人さんかよって。

いや、そういえば、まえラジオに出ていたときに岸本さんが言ってたような…。意外とテレビのバラエティをよく見ているのは小野田さんで、そういうテレビ的なノリが出来るって(抄訳)。ただそういう人に「熱狂的なファンがいない」って言い切るはやともさんも面白い。さすが、ここら辺があくまでも “芸人” って感じがする。

そんな第五位の小野田さん、ほかのメンバーが占いの順位を気にして言葉少なになるのに対して、縦横無尽に突っ込んだりひたすら喋り回ったらするのがここからの見どころ。本領発揮?

そんななか、第四位は谷本さん。

谷本中毒…あんみぃ中毒というのはよくわかる。他のアイドルさんでも居ないんじゃないか、あの感じ。天然でもなくって、ポンコツってわけでもない、抜けてるってのも少しずれてる、あの独特な雰囲気。なんやかんやで、“話しやすい美人” ってのが一番しっくりくるんだよなぁ。もしくは、“あけすけ” ?

そして地味に気になるのは「アイドルにしては少し自信がない」って指摘に対しての、秋山さんの「安美で?」という言葉。他のメンバーでもっと自信ない人がいるのか、いっつももっと深刻そうにしているのか。ただ、自分大好きってのは良いことだと思います。“オケツマン” って言われてるから他人への愛情の深さは知ってたけれど、言われてみればその気もあったわ。

第三位は、新メンバーの福田真琳さん。

まあ予感はしてたけど、超逸材。

意外だったのは男性ファンが多いということ。てっきり女性ファンも多そうだなぁとは思っていたのだけれど、あれか。「男性ファンがついてるぶん、女性ファンも多い」ということなのか。にしてもこの放送時の髪型、すごい良いんだよなぁ。肩にかかるくらいの長さなのだけれど、絶妙に昭和のアイドル感ありつつ現代っぽさもある不思議な魅力。

しかも、これでパワーを抑えてる状態らしい。まあ、この回ではほとんど一言も喋ってないのにこの存在感だもの。恐るべし、福田真琳。

そしてここぞと喋りまくる小野田紗栞。「他のメンバーの人が食われる可能性がある」に対して「私たちが恐れていたこと」と言ったり、「握手会とかでこっそりやるんや!」とか、絶妙な匙加減のぶっ込みをする面白さ。たぶん普段だと小野さんのポジティブなフォローが入るのでこういう弄りは出来ないんだけど、居なきゃ居ないでやりたい放題で面白い。最高です、小野田紗栞さん。

そんなまだ見ぬポテンシャルの福田さんを抑えての二位は浅倉さん。とはいえ、これにはメンバーもビックリ。誰もが一位って思ってたもの。そしてそんななかケロッと六位だと思ってた本人。いつもながらのこの構図が堪らなく好き。

とはいえ、完成されすぎてるってのもみんな思っているところ。むしろ、完成してるってのが凄いのだけれど、本人も少し “抜けたところ” が欲しいと思っているらしい。うん、それも感じる。そしてここからの「周りのみんな、私の新しい魅力を引き出して!」っていうやりとりと、「自分で作れ!」ってやりとりの “つばきファクトリーらしさ” 。これがみたいんですよ、このやりとりが。これにははやともさんも苦笑い。

そんな、完成されてる浅倉さんを抑えての一位は秋山さん。毎度の良いリアクション。現状での一位は浅倉さんだけど、生涯を通じてだと秋山さんが一位というのが “仕事運ランキング” という感じがする。これが、“アイドル力” とかだとまた変わるのかも。

と言っても、間違いない自己評価ってのはどこ行っても武器だよなぁって思う。将来的にはダンサーになるのかなぁとか、そう思うこの頃。

最下位は新メンバーの河西結心さん。これは仕方ないというか、福田真琳さんがたぶん異色なんだと思う。おそらく収録時ではまだ歌唱動画も出ておらず、かつ花鳥風月も始まっていない、もしくはまもないはずなので生き霊が付いてるわけないと思うのです。

ただ番組的に良いのは一位と最下位…つまり、自動的に五位の小野田さんが辛い立場になることに。順位的には痛いけれど、番組的には美味しいところを全部持っていった小野田紗栞さん。流石?

ちなみにそんな前半の引きの「二年後の結心ちゃんは紗栞になっているかもしれません」というナレーションが地味に好き。

 

そんな、小野田大車輪の前半戦から打って変わって、後半戦は進行岸本さんから、豫風さん、山岸さん、八木さん、小野さん、そして最遠方にバラエティエース新沼さんの布陣。これまた一体感の出る並び。

まず、第五位は八木さん。曰く「びっくりするくらいなんの特徴のない人」とのこと。マジか。

ここですかさず小野さんと山岸さんがフォローに入るけれど納得していない様子。まあ、それもそうか。時期的には「八木メシ」も確立されていないし、歌唱動画も出てないしで評価も何もないと言ったところだと思う。ただ、河西さんの時よりかはファンはついてるみたいだったけど、果たして。

第四位は小野さん。この人、意外とリアクションの表情が面白いんだよなぁ。パァッとしてる。そしてその顔で「ビミョー」って言ってるのが面白い。にしても、「悪意なく人から恨みを買う人」っていうのは、全体的に見て結構辛辣な鑑定結果なんですよね。おそらくだけど、「これくらいならいっても大丈夫」程度には好かれていたり、守られているんだろうな、というのを垣間見たり。ま、なんとなくわからないでもないし。

第三位は新メンバーの豫風さん。研修生時代からの積み重ねもあるから、この三位は意外とわかる感じ。

にしても、この放送を前後してやりたいことをセーブしている感じが無くなった気がするんですよ。等身大の中学生らしさが出てきたというか、「やりたいように、やるときはやりますから!」という感じ。で、周りもお姉さんばっかりだし。まだまだ、先が爆発的に楽しくなりそうな末っ子。

そして第二位に我らがリーダー山岸理子さん。もう、鑑定結果が面白すぎる。

まあ、男性ファンの率が高いのは分かるんですよ。でも、「それをうまいこと利用できてる」ってところが最高に面白い。(そういえば、この番組のプロデューサーが、山岸さんをイベントで指名してたって話をしてたよなぁとか、“りこりこをそんな目で見ないでください” なるスラングとか、いろいろ頭をよぎる。)そして、リーダーのこういうセクシーな一面が好きすぎるつばきメンバーの反応も面白い。いや、どういう反応だよ、それ。特に後列の二人。

あと、滲み出る “したたかさ” ね。これはもう武道館で見ましたから。バッチリと。あのときは流石に隠しきれてなかったですから。やっぱ凄いな、リーダーは。

ちなみに、豫風さんに足りないものに “したたかさ” が挙げられていたのだけれど、こんな “したたかさ” の権化みたいなリーダーの元で育ったら、末恐ろしい子に育ってしまうのでは無いかと思ってしまうこの頃。楽しみすぎる。

さて、ここで残る二人は岸本さんと新沼さん。まあ、バラエティ的にはキチンと面白い展開。まず、ここまで岸本さんが着実に進行していくなか、呼ばれないことに焦りを感じてる新沼さんという構図がバラエティとして効果的に映っていて面白い。そしてそうやって膨らまして膨らまして岸本さんが一位と発表された時の新沼さんの「終わった」の一言がホントに面白い。

そんな一位の岸本さんは、もうベタ褒め。あと、言ってることもよく分かるんですよ。ファン全体が多いというよりかは、仕事先で評価されて、ガツガツ仕事を増やしていく感じとか、グループ内でも動き回ってバランスを取ってる感じとか。信頼がファンみたいについてるというのが言い得て妙。これからを期待してしまう。

その一方で、冷ややかな目線を送りながら最下位を告げられる新沼さん(可愛い)。

まず、「独特なファンがいる」という発言に対して「いっぱいいます!」と答えるところから最高。頭の中に、ぱいぱいでか美さんとか、武道館で見た全身メンバーカラーの人とかよぎったもの。新沼さんも強火の石田亜佑美さんのファンだけど、それについてくるファンも強火。いや、「付き合う?」とか言ってる場合じゃ無いのよ?ファンは誤解するんだからね?

そして、「ふとした瞬間に、世界に冷めてしまう」という話。これもたまーにブログで顔を覗かせるので「あるある!」となったり。

でも、はやともさん曰く、芸能界で良いのは一位と最下位と言うことなので…というと、八木さんに流れ弾が当たるっていうオチ。強く生きよう、八木栞。

ついでに、守護霊については小野さんと山岸さんに付いているらしい。とくに小野さんはおしゃべりの霊が二人ついている…のをいいことに、おしゃべりなのを守護ちゃんのせいにしてみたり。楽しそうで何より。

そしてラストはつばきファクトリー全体について。

やっぱ気になるのは「流石だな」と言う言葉。“流石” って基本的に意図的な行動について評価する言葉だと思うんですよ。つまり、生き霊たちをうまく使っている人が鍵を握っているのではないかと。で、中心になってるのはたぶん山岸さんだと思うんです。キチンとなんらかの意図を持ってまとめていると言うか、そんな感じがする。

 

そんな初のゲスト回にして小野田紗栞回。ほんと、小野田紗栞さんのバラエティスキルを楽しむにはまずこの回を見ろ!と言う感じ。え、当方ですか?もちろん、小野田さんの熱心なファンでは無いです、はい。

 

 

(こんな記事あったんだ…。)