さしもしらじな

アイドル系のデトックス諸々

今更ながら『PRESENT』を語る。

 

さて、書こう書こうと思ってすっかり書き忘れてた、というか書き終わるのになんとなく抵抗していた『PRESENT』。

 

HELLO! PROJECT STREAMオリジナル番組『PRESENT』配信決定! - YouTube

 

一言で言えば…

 

とにかく、自由すぎる。

誰がって、岸本ゆめのが。

 

別に全部のコンテンツを見ているわけではないのだけれど、あんなに自由な岸本ゆめのは見たことないくらいに自由。なんでしょうね、いつもだったらどこかで他のメンバーに目配せしてるんですよ。それこそ、るのちゃんの言葉ではないのだけれど。

 

b 豫風瑠乃 | つばきファクトリー オフィシャルブログ Powered by Ameba

 

意識して自由にしているのか、マジで何も考えてなかったのかわからないのですが、本当に自由。なんなら、「適当」と言った方がいい?(新沼さん曰く「ゆめちゃん、今日絶好調だね」)

 

始め、Rakky⭐︎のみで行動するのだけれど、それが良かった。何ひとつとして遠慮してない感じ。同期だからこそ…と言っても今までとはやっぱり違うんだよなぁ…他が年上だから?樹々ちゃんが卒業のときに「年上3人はお姉ちゃんみたいな存在」って語っていたのだけれど、そういう面もあるのかしら。

 

とは言っても、3人は3人で各々自由なんですけど(笑)

まあ、ここが持ち味ですよね。撮れ高のことを何も考えてない自然体。かと思えば、さすがにやばいと思ったのか、山岸リーダーが突如として撮れ高を気にするのもなんだか可笑しい話。意外と全体を見てたり?

きそあみはそんなことお構いなし。どうにでもなれ、というか、なるようにしかならない、というか、そんな感じ。この考えだからこそ、自由なロケが合うんだろうな。

 

引き換え、さにことリトキャメの面々ですが、こちらは河西結心がずっと振り回されてる。

そもそも今回の「Rakky⭐︎祝い隊」のリーダーが河西結心になっていて、司会進行をしているからなのだけれど、ずっと振り回されてる。

でも、彼女の司会進行が結構いいんですよね。基本的にキチンと台本を沿ってくれる、そして声が通る。だから他のメンバーが自由にしていても番組は成立する。

 

ただ、とにかく自由と言っても折を見てサポートをする小野、秋山、福田の面々は頼りになる。まあ、塩梅が妙というか、ふざけるときはふざけるけど、やるときはやる。この振り幅が絶妙よね。

特に福田さん。リトキャメだけだと、河西さんと二人で他の八木豫風を抑えないといけない…正確には抑えきれてないのだけれど、そちらの役割に回らないといけないのだけれど、小野秋山がいるからか幾分か自由…というよりボケまくる。

秋山さんはどちらかというと、自由にやりながらるのちゃんの面倒を見ている印象も強かった気がする。意外と自分だけが自由にしているってことはないのかも。

まあ、書いての通り、八木豫風はずーっとふらふらしてましたね。るのちゃんはさすがフリーダムの女王。八木ちゃんはいつも通りマイペース。開始早々にイカの下処理をしようとしたら衣装に墨を吐かれて退場したのはほんと笑った。全く持っているのか持っていないのか、どうなんだ。

さて、そんななかでほとんど何もしてない…と言うかほんとに何もしてないのが小野田紗栞。リアル箸より重いものを持とうとしないアイドル。そして、料理ができないことがすっかりメンバーに浸透しているのが面白すぎる。

で、BBQの下準備からRakky⭐︎が合流して焼くときになっても真面目に焼き続ける河西結心とずっと食べてる小野田紗栞コントラストがまあ鮮やかで、最終的に河西さんが小野田さんの「海鮮食べたい!」に「焼けー!」とツッコミするのが番組自体のオチとしてほんとに綺麗なんですよ。バラエティーとして期せずしてまとまってしまってる感じ。作為的じゃないからこそ、面白い。

(そしてその後、河西さんの「焼けー!」を聞きたくて「海鮮食べたい」ボケを被せる新沼さんと絶対に言おうとしない河西さんの攻防も好き。)

 

さて、後半戦は舞台を海に移し、Rakky⭐︎一人一人のプロモーションビデオを撮ろうという企画。これは、北海道ロケの延長上にあるイメージだけれど、今回は曲による制約もなく、また “できれば” ワンカットでと制約も緩くなっていたりする。

 

HELLO! PROJECT STREAMオリジナル番組『PRESENT』『リトキャメがおもてなし!つばきファクトリー結成8周年記念パーティー in 白浜リゾート(後編)』を配信! - YouTube

 

『行くぜ!つばきファクトリー!』#18 - さしもしらじな

 

そんな組分け、まずは唯一の二人グループになった岸本・河西ペア。先ほど書いたようにRakky☆一人一人のプロモーションを撮るという企画上、どこかが2人グループにならないといけない、もっというとリトキャメのメンバーと二人で撮らないといけないのだけれど、山岸、新沼、谷本、岸本のうち河西さんが誰と2人グループになるかと言われれば、まあ岸本ゆめのになるのかなぁ、という感じ。河西さん、意外とこういうアイデア系が苦手なので、どちらかと言えばクリエィティブ色の強い岸本さんを選ぶよね、と。

そして出来上がったのが、見ている視聴者が気恥ずかしくなるほどの岸本×河西の海辺デート映像…間とか会話の内容がうぶすぎるのよ…。

で、そんな映像に興奮する小野田秋山…ずっと手を繋いで何してんのよ。あと、福田真琳がサラッとこの組に票を入れたのを私は見逃しませんでした。

 

そんななか、王道可愛いをやったのは谷本小野八木トリオ。特に凝ったことをせず谷本さんの素材を活かすという方向性で八木ちゃん主導で進められたのだけれど、所々にオモシロが入り込んでいる映像になっているのがなんともあんみぃクオリティー

 

で、王道可愛い路線で行くと思いきや、率先して変な部分を入れ込んできていたのが新沼秋山福田トリオ。一応、リトキャメのメンバーが主導する形なのだけれど、この組は福田さんが基本線を決めたあと秋山さんがガンガンに意見を出していき、さらに新沼さんもやりたいようにやっていくのでどんどんカオスになっていくのが面白いところ。結果的に「涙あり笑ありの超大作」と本人たちは豪語する作品に…なっているのかはさておき、バラエティーに富んだ内容になっていたのは事実。

(ちなみに岸本ゆめのが入れてたのはこのチームだったはず。ま、新沼福田の二大推しがいるのも大きいよね!)

 

一番手が凝っていたのは山岸小野田豫風トリオ。とにかくアイデアを次から次へと出するのちゃんと、それを全受けする山岸リーダーの間で交通整理する小野田紗栞がなんとも良い。

小野田さんの面白いところは好き勝手やってるように見えて他のグループを眺めながら「あそこはああいう作風だから、こういう作風にしていこう」と俯瞰的に見ているところ。というか、つばきファクトリーって意外とやりたいようにやってるように見えて何人かは「周りと違うことを志向する」人がいるんですよ。ここらへんの「周りからどう見えていようと私はこれでいく」という人と「周りがこうしてるから別の作戦を立てよう」という人のバランスが絶妙なんだよな。

撮りながら色々とコンセプトが変わったらしいのだけれど、結果として短編映画のような仕上がりになっていたのが流石の出来。一位になったのも納得。

 

にしてもこの企画、前回もそうだけど全体としても作品が良い感じにバラけていてバラエティーに富んでるのが良いんだよなぁ…。観ていてダレることがない、この感じ。

 

最後は1日を振り返るスライドショー。写真に対してコメントを付けていくだけなのでそんなに見応えがあるコーナーでは無いはずなのだけれど、ちゃんとガヤが機能しているので面白いんすよね…。

個人的に好きだったのは、るのちゃんが人間を模して作ったバーベキュー串に対して真琳ちゃんは「怖い」とコメントしていたところを、岸本ゆめのは顔にトマトを使っているところに注目して「赤面しているんだねぇ」と突っ込んだところ。こういう、相手を受け止めた上でツッコミをしているのが岸本ゆめのの良さだよなぁ…。

にしてもこの手の写真企画の時に延々とふざけ続けられる小野秋山のえむぅずコンビはやはり只者ではない。そして更になのだけれど、海の写真で圧倒的に山岸小野田豫風トリオの写真が少なくて撮影に時間をかけていたのが分かるのが少し好き。

 

というわけで、今更ながらの『PRESENT』の感想…。まあ、期間限定作品だったのだけれど、めちゃくちゃ良い内容だったのでいつかフィジカルの形で売った方が良いのではないかと少し思っていたりします、はい。