さしもしらじな

アイドル系のデトックス諸々

きしもん、ルミネに立つ!

 

 

えー、今週末の個別に行けない金銭的カツカツ限界オタクなもので、直接伝えられないのであれば、長々とブログに残そうかなぁと思う次第。

 

夏休みは八月の晦日、ただし大学生以外。

さよなら夏の日。

さよならスーパースター。

 

1.前日譚

章立ての必要はあるのかしら?と思いつつ、一応。(まあ、こういう時はどこから書けば良いかわからないときなので…。)

そもそもの発端は「ヤングタウン土曜日」にて、写真集発売のキャンペーンの一環だったかシングル発売の一環だったか、とりあえずその時に出演したことが始まり。

…正確にいうと、それまでも番組内でさんまさんにギャグを披露したり、テレビ局のフロアでショージ師匠に頂いたギャグ(“きしもん、肛門、見せるもん”)を披露して凄まじいほどスベって、そのことをさんまさんに謝罪してもらったり、自作の写真集を持って行ったり、リーダーの山岸さんの写真集に1ページごとにコメントを入れて渡してみたりと、とにかく爪痕を残した結果、さんまさんやショージ師匠の記憶に残る偉業(?)を成し遂げたのである。(まあ、他のグループの実情はわからないのだけれど、リーダーの山岸さんが出た時に「つばきファクトリーって岸本がいるグループか!」とさんまさんが発言して、飯窪さんが「よく覚えてましたね」というくらいには爪痕を残してました。)

という流れのなかで満を辞してれっきとした写真集を持って登場したのだけれど、どうにも反応がイマイチ(?)

もろもろ色々なくだりがあったのですが、その時にショージ師匠から言われたのが「写真集を持ってる時よりネタ帳を持ってる時の方がええなぁ」と「吉本のワンコインライブ出てみるか?」の二言。これがおそらく直接の契機になった模様。

ただ、その前にネタ帳に関してはもう一つ逸話がありまして。

というのも、自身がレギュラーで出ている60TRY部の新年一発目の回でギャグの封印を決めていたこと。理由としては後輩も入ってきて自分もグループ内の立場を新しく模索すると言ったことから。

もちろん、このことはヤンタン内でももちろん触れられていたのだけれど、結局は一度封印したネタ帳を持参(正確に言うと現在は新しいネタ帳があるハズ)、ショージ師匠のギャグセンスに触れるものがあったのかオファーを受ける形で開催されます。

とはいえ、一度封印したギャグをやるのか、トークのみなのか、プラス・マイナスさんとの絡みはどんなものになるのか、全くの未知数のまま現場に向かうことになります…。

 

2.開演前

普段お笑いライブに行かない人にとって500円とはいえ緊張するもの。かくいう僕も一回しか行ったことないし…友達に誘われた地下ライブだけだし…。

と、慣れない様相で着くとたまたま【灼熱】で知り合ったつばきファクトリーのファンの方と合流。それとなーく、気を紛らわすことに。

会場前のエントランスホールは人が集まっており、あからさまに岸本ファンの方、おそらくつばきファクトリーファンの方、区別がつかないけれどおそらく古参の方々、ドルオタPこと川原崎さんとその相方おかむらさんetc…と言った様相。Twitter上でもファンの方々の劇場到着報告を確認しながら、あの人もいるのか…いや、リアルでは見たことないから分からないけれど、我が軍はいる!(いいたいだけ)と意気揚々と各々で愛情を引っ提げて戦闘の準備をします。

と、まあそんな様子を見つつきしもんのギャグの良さなどなどを話し合っていました。(岸本さんのギャグ、基本地下の匂いがするからメジャーで通用するものとの差はあるよね?等々。)

で、いざ開演。座ると前から4列目の席…近い!めっちゃ近い!すんごい近い!いや、川崎クラブチッタのリリイベもまあまあ近かったけど!それ以上に近い!

ただそれ以上の驚きは前の席がドラオタPコンビだったこと…

 

「あ、これ多少ゲラ発動しても大丈夫だわ」

 

って思ったのが本音。何を考えてるんだ僕は。

ちなみに隣の席の二人組が気づいているのか分からなかったのだけれど「前の『行くぜ!つばきファクトリー!』観た?シリアスドラマの回。きしもん良かったよね〜!顔だけの男って感じで。」(ニュアンス)と会話をしていたのを聴きながらなんとも言えない優越感に浸ってました。いや、お前の手柄じゃないだろ?と思いながら、「良かったよね〜」っていう声を聴くと嬉しくなるものじゃないですか。

と、ここまでで500円の元を取った気分でしたが本編はここからです。夏休みの終わりって変にエモくなるからイヤね。

 

3.本編

というわけで、開演。

初めに村上ショージ師匠が登壇。曰く、

「いつもは50人、60人くらいでやっているので、今日は220人くらい来ていて演者が緊張している」(ニュアンス)

とのこと。

「もちろん、皆さんゲストが目当てなようで… “ゆめもん”? “きしもん” ?これいう度に『きしもん、肛門、見せるもん』を思い出すんです。というわけで登場してもらいましょう!きしもん!」(ニュアンス)

と呼ばれて登壇するきしもん。

で、こっからのオープニングトーク、ほとんど覚えてなくて。なんでかっていうと登壇衣装が【灼熱】のイエロー衣装だったんです。で、とにかく近いんですよ…。

 

「あ、見なきゃ」

 

と思いまして。

で、そっからしばらくガン見。まあ、FSKは持っているのですが、やっぱりキチンと肉眼で確認したいじゃないですか。で、無駄に目が良いんで、細かく確認してたんですけど。

基調はギンガムチェックのイエローのセパレートパンツスタイル。でも、よく見たら胸のところ左半分は白いネットのようなものが掛かってるなぁとか、右肩のところはお洒落なヒモがついているなあとか、ベルトは斜めがけだなぁ…ベルト単体だと意外と可愛い印象を受けるなぁ…たぶんココが一番拘っているところなのかなぁとか、スリットがエロいとか、写真では分かりにくいけどノースリーブで露わになった腕の筋肉のつき方、肉眼で見ると綺麗なつき方してるのが分かりやすいなぁとか、そういうとこばっか見てたんですよ。

 

だって、これから先見れるかわからないじゃないですか?

 

ただ、こう見ていくと一見シンメトリーで調和を保たせているように見えるようで細かく崩していくのって岸本さんのスタイルだなぁってことをぼんやりと思うんですよ。あと、他のつばきファクトリーのメンバーが基本的に「可愛い」のなかに「カッコいい」だったり「色っぽい」要素を詰め込むのに対して、岸本さんは「カッコいい(スタイリッシュさ)」のなかに「可愛い」や「色っぽさ」を入れているんだなってのが見れてちょっと面白いんですよね。

 

(ここら辺は、衣装をプロデュースした各々の中にも見えてとっても面白いんですよ。秋山さんとかできるだけ無駄を削ぎ落としつつ、細やかなニュアンスで独自性を出そうとしているの、ボディペイントと同じ感性だなぁみたいな。豫風さんも同じで、自分の溢れ出るアイデアを力業で纏めてしまうの、ボディペイントと同じ感性だなぁって思う。)

(話は逸れすぎるけど、豫風さんのこういうアイデア大爆発!やりたいものとりあえずやる!ってのはかつての岸本さんに近い感性だよなぁって思う。なんかヒッチャカメッチャカな古着を着ながら、だんだん自分のスタイルに落とし込んでいた岸本さんと少し似ているんですよね。ただ、あの頃岸本さんが置かれていた状況とは違うのでさらに面白い成長を見せてくれるのではないかとも思っています。)

 

で、まあここのあたりまで、ショージ師匠に「難波の孤高の天才!」と持ち上げられてきているきしもん、ここからはゲストのプラス・マイナスさんもお呼びしてプロフィール紹介から始まります。

ま、本名とニックネームはさておき、生年月日ですよ。ここの「2000年生まれ」ということに二人してプラスマイナスの二人が「えー!」でハモって驚くというくだりがありまして。これが大いにウケる。ちなみにこのあと、グループの最年少の豫風さんが中学3年生という情報を得たあとショージ師匠が自信の中学生三年生時のエピソードトークをするのですが…ここは割愛。そうそう!ここのくだりできしもんが「22才です!」と答えたあとショージ師匠が「まだまだ長く生きれるやん!」というのツッコミとしてメチャクチャ好きだったなぁ。

そして、趣味は「カラオケ」と「お笑い(鑑賞?)」。ここでネタ帳を持っていることに驚くプラス・マイナスさんでしたが、さらにその本物のネタ帳も披露(何気に初めて肉眼で見る)…ということは須らくネタ、しかも新ネタを披露することに。

で。

この新ネタの “暇を持て余した山崎まさよし” が面白くて!え!メジャーウケのギャグできたやん!みたいになりまして。しかも、歌ネタの歌が無駄に上手い。いっぺんに二度美味しいギャグ。素晴らしい。(あとから本人のブログでお笑い用のグループに見てもらってアドバイスをもらっていたようです。よりガチ感が上がってないか?)

この完成度には思わずプラスマイナスさんも驚いてましたね。ふふふ。

そして、特技「マラソン」…とはいえ本人曰く「中学生くらいでやってて…」のくだりでプラス・マイナス二人で「えー!」つってハモって驚くのでココで笑ってしまうっていうね。自分が天丼で笑ってるのか、どっちなのか分からないですけど、ほんとにこういう細かいところにも全力で笑って反応できる環境は素晴らしい。

で、【座右の銘】「必死に挑戦!」…ここでモノマネを挟んだのかな?これは元からある「フェスのオープニングで出てくるや否や挨拶から一曲目の紹介まで一息で済ませる女性ソロシンガーのモノマネ」。これ、僕、すごい好きで。「やったぁ!生で見れてラッキーだぜ!」ってなった瞬間。

そこからプラス・マイナスさんもモノマネを披露してくださる流れに。

 

で、また面白いんだなぁ!

 

個人的には「フェスに出演するオール巨人師匠」。たった一言「…広いな」というだけで笑いが取れるのって、プロの芸人さんの緊張と緩和はすごいなぁって思った次第。

あと、岸本ファン、きちんと村上ショージ師匠やプラス・マイナスさんのギャグの笑いどころで笑ってたの、岸本さんの成果の一つかなぁとも思ってて。ラジオとかでも持ち込もうと思えば、ゲストのトークから自分のエピソードトークに繋げることができても、それをやらないでゲストの他のトークを引き出そうとする姿勢…そういう仕事に対する姿勢がこういう場でもファンの反応としてキチンと出ているのが良いなぁって思ったり。

そしてラストはメンバーカラーあれこれ。12人もいたら色がややこしくないか?からショージ師匠の「茶色とかどうや?でもイヤか?」のパスが来てからの「いや、飯窪さんがむかし茶色だったので、何もいえないんです!」と言っていたの、流石の知識量だと思った瞬間。

そんなプロフィール紹介を終えて、次はミニコーナー。ホワイトボートに掲げられた【お題】からいくつか挑戦しようというもの。うーむ、非常にお笑いライブっぽい。というか、本格的なお笑いライブだ。(一応、YouTubeなどで全容は見ずとも少しは知っていたりする。)

確か「一発ギャグ」「モノマネ」「ジェスチャー」「モノボケ」「大喜利」とあと一つ、ド忘れしてしまった のだけれど、六つのジャンルがあって、そこからきしもんが選んで挑戦するというもの。いや、普通に見ていたけど、やっぱり普通のお笑いライブやってるよなぁ、コレ。

で、きしもんは珍しく「一発ギャグ」を選択。というのも基本的に一回挑戦したものは選ばないイメージがあるので、また「一発ギャグ」をしたいってことは、この時点でよっぽど自信のある新作ギャグが出来たんだなぁと思っていました。

で、ここで披露したのが泣く子も黙る “ライブ中にしょうもないことをカミングアウトするMISIA” 。これがまた無駄に上手い。上手い面白いって言う、もはや私たちは何を体験しているのか分からない時間。ただ、少し惜しいのが1ボケ目で既に拍手笑いが起きてしまい、そのあとの空気がちょっと微妙になってしまっていた点。正確に言うとそのあとにもう一盛り上がりあるのだけれど、ここまでの時間が微妙な空気になってしまう…と言うのでここでショージ師匠から「短めのギャグないの?」と言われて出したのが “デューク更家” 。これね。あのですね…。

 

セクシーがすぎるのよ。

 

たぶんだけど、さんまさんの前でやった時は「デューク更家をネタにすること自体が古い」という指摘もあったけど、おそらく当日の衣装にもギャグの完成度が左右されたと思うんですよ。今日はセクシーが過ぎていてウケがめちゃくちゃ良かった…いや、これなんの考察なんだろう。どこで使うんだ?「ギャグの完成度が当日の衣装に左右される」って。だれも考えてないんじゃねぇか、これ。いや、知らんけど。あと、顔面の圧が強すぎる問題。生であればあるほど面白いな、アレ。

さておき。

そこから「ジェスチャー」コーナーへ。きしもんは「ゴリラ」「ペンギン」「村上ショージ」に挑戦。ノリと勢いでできた「ゴリラ」「村上ショージ」がかなり上がるのが早かった一方で、「ペンギン」で大苦戦。ちなみに回答者側ではショージ師匠の「東京タワー」、プラスマイナス岩橋さんの「猫」を回答したのだけれど…「猫」のところを「盛りのついた夏の猫」と答えるあたり、“まことにきしもんだなぁ” って思ってました。ふふふ。

ラストは「モノボケ」。たぶん三つ四つくらいやっていたのだけれど、やっぱ手数多いよなぁシンプルに。そんなにやらなくて良いんですよ?たぶん。

ちなみにここでやった「トルコ帽、輪」(?)が唯一わかりやすくすべってたかな。反対にこの直後にやった「逆子でした!」が一番受けてた気がする。(ここか、“デューク更家” か、どっちかのタイミングで最前のつばきファクトリーファンでもない方が大手を叩いて笑っていたのが印象的だった。)てか、挽回早っ。

というわけで30分、マルっとお笑いライブをやったきしもん。ほんとに笑いっぱなし、拍手起きっぱなし、大盛況のなか終わりました!

 

4.閉幕後

ラストに「あと新ギャグ七つあるんで!」と言い残し、ステージを颯爽と帰って行ったきしもんのかっこよさよ。

いやぁ、間違いなく夏の終わりだったなぁ。

そのあとは、川原崎さんとおかむらさんに挨拶をし、開演前に話していた方と少しだけ再合流したあとにそのまま解散し、Twitterの反応を見ながら盛況具合を確認しつつ、新宿から原宿まで歩き、電車乗り間違えて代々木まで戻り、そっから最寄駅に帰る謎ムーヴをかまして、今に至る。

 

ふぅ…。

 

まあ、とりあえずですよ。

きしもんのお笑いセンスを面白いと思う人が少なくとも200人は居るというのがシンプルな結論ですよ。それは、あの場にいた誰もが実感していると思う。

あと、本人の口から「一、二年後くらいはアイドルやってたいので…」という言葉が出てきたりもしましたが、まあそれでもバースデーイベントはルミネでやれば良いんじゃないかなぁと思っていたりもして。やっぱ夢あるじゃん、その方が。どんなセカンドキャリアになっても、たぶん応援することには変わらないと思う、そんな夏の終わり。

 

いやぁ、秋が来るなぁ…。