さしもしらじな

アイドル系のデトックス諸々

【灼熱】/ つばきファクトリー

 

はぁ…

 

ただいま、深夜0時過ぎに家に帰り、2時くらいに寝て、起きて1時間くらい経って…

 

燃え尽きてるわ。

 

灼熱で燃え尽きてる…。

 

消し炭も甚だしいよ、もう。

 

あ、意味違うっぽい…。

 

ま、いいか。

 

この世に何も楽しいことがないような、そんな気分で朝がきてる。

 

とりあえずだ。

 

アカウント名を元に戻そう。

 

 

かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ

さしもしらじな もゆるおもいを

 

 

「燃ゆる思い」っつーか、燃え尽きた思いだわ。楽しい以外の何の感情も湧き起こらず、一晩明けるとただ楽しかった過去の記憶だけが亡霊のようにフラフラと私の周りを漂うだけ…。

 

真夏の亡霊?

皿でも割っとけ、バイト先で。

 

ただ、こんな状態をいつまでも続けるわけには行かないので、とりあえずセトリ順に楽しかったポイントを洗い出していきます。

荒療治、脳内洗浄。

 

まずはSE。

 の前にだわ。

 

会場内BGM。

 

なんで Beach Boys なん?

山の中やで。

山梨県やで?

海ないんやで。

“山がないから海がある” って、そういう高度な洒落だったなだろうか…。

いや、百歩譲って河口湖が近いから、よしとしよう。

なぜ、「Surfin' USA」。

いや、河口湖のこと何も知らないから何もいえないけれど、湖でサーフィンって出来るのか?

そんな疑問がありつつ着席しました。

 

からの

 

「ワッショイ!」

 

いやぁ。

声出しになったら一緒に叫びたいわ。

「ワッショイ」SE。

 

「ワッショイ!」

 

そっからの「アイドル天職音頭」が正解すぎる。“夏祭り” だもの。

あと、いま書きながら思ったのが、この曲がつばきファクトリーのこれまでと、Berryz工房こぶしファクトリーを繋げた気がするんですよ。取り込んでアップデート完了って感じが、今ならする。なんなら、もっとぶっ飛んだ楽曲でもつばきファクトリーの世界観は壊れない気がする。いっそ、ぶち壊してしまえ、星部ショウ。(無責任発言)

ちなみにこの曲の勝手な見どころは、ラスサビの谷本浅倉ユニゾンです。なんか好きなんですよね〜ここのユニゾン

あと、小野田さんの「くったくた」。CD音源だとそうでもないのだけれど、ライブだと息多めに歌っているのが個人的にツボです。そんな入れる?みたいな。

岸本さんは、この時点で既に来日してました。

 

からの「アドレナリン・ダメ」。

一曲目にすると曲の勢いに食らいつききれないメンバーが出るのだけれど、二曲目に持ってきてギアを上げてからパフォーマンスするとすんなりと乗って行けていたのが印象的。全員が完璧にキマっていた。

あと、岸本さんの「そりゃもう」のパート。この曲を聴くのはリリイベ以来でその時も闇上がりも闇上がり、かつ不安もあったのかいまいち声が乗り切れてなかったのですよ。

ただ、同じ闇上がりでも2公演目ということもあってかフルで撃ち抜いていて最高でした。あと、先輩パートの山岸谷本さんのところが「あ、これがライブの正解か!」ってなってました。抑え気味だけどしっかり聴かせる感じ。で、もう一回楽曲の盛り上がりを用意する、あの感じ。メリハリを効かせるための細かい試行錯誤が見えた瞬間。

 

そして「ナインティーンの蜃気楼」。

この曲、モノにするのに時間がかかってた曲で、高いパートは出るのだけれど、低いパートが出にくいっていう欠点があったと思うんです。ただ、リトルキャメリアンたちの力を借りつつ、今回は完全体に仕上げてて最高でした。

あと、振りコピ楽しい。隣の方が振りコピする方で釣られてやっていたのだけれど、この振りコピすんごい楽しかった。ま、サビだけだけど。

 

で、MCなのだけれど、ここを全く覚えてないんですよ。なので、割愛。

 

ここからはシャッフルパート前半戦。一曲目は福田真琳ソロの「恋の呪縛」。

最高。

まあ、例によってちゃんと聴いていた曲ではないのだけれど、(てか、今思えば候補曲で書いてたんだから予習しろよって話やん)、世界観で持ってかれました。福田さんの世界観の持って行き方かっこいいんだよなぁ。浅倉さんは世界観に引き込むタイプで、福田さんは世界観を広げるタイプという感じ。この奥行きの違いが楽しいんですよねぇ。

あと、ダンスカッコいい。で、ダンスにポニーテールが映える。そして、ちょっとだけ足りてない歌唱力も良い感じにマッチしてるんですよ。「アイドルって未完成なものが成長するのを楽しむ」ってムーランルージュの支配人も言ってた気がするし。そういうところも含めてメキメキと成長中の福田真琳、最高でした。

 

からの山岸八木の「Yeah!めっちゃホリデイ」はただのDNAだった。ほんと、ニッポンのDNA「Yeah!めっちゃホリデイ」。誰がどこで歌っても楽しいのだろうけど、山岸八木というペアは最高得点出してた…。

そもそも山岸さんはこの日が復帰戦も復帰戦、八木さんともそんなに合わせてないと思うし、身体も本調子ではないと思うんです。そこをカバーする八木さんの頼もしいこと。歌に関しては八木さんにひとまず投げておけば間違いないんです。

ただ、安定しすぎるが故にアイドルとしては真っ直ぐすぎるのがちょっと惜しい。ただその真っ直ぐすぎるのを山岸さんが少しずつほぐしていく感じがバランスとして良いんですよ。あるじゃないですか。牛すじ肉となんかを一緒に煮込んだら、さらに牛すじ肉が柔らかくなって更に美味しくなるみたいな、アレ。アレです!

あと、山岸さんの声の本質って “カッコいい” なの、ここでちょっと確認してました。声、というか歌声かな。それが上手く八木さんの歌声とマッチしていて最高でした。

 

で、リトルキャメリアン中心で歌った「マジ グッドチャンス サマー」。この曲もこぶしファクトリーのバージョンを何回か聴いてるだけだったからまあ知らない曲だったのだけれど、何のその楽しかった。

ただ、八木ファンが頭抱えてたの面白すぎる。呑気な岸本ファンは「あら、八木ちゃん!」ぐらいにしか思わないのだけれど、まあ言われれば確かに。

この曲だったと思うのだけれど豫風さんが完全にるのちゃんしてました。声から可愛いが溢れ出てた。可愛いでしかなかった。声から可愛いは天才なのよ、もう。可愛いの暴走族。

河西さんもカッコよかったんだけど、いかんせんどこのソロか忘れちゃったんだよなぁ…。どこだっけか。とりあえず、こぶしファクトリーちゃんと知らない世代が軽率にこういうことを言うのはアレだけど、一番こぶしファクトリーっぽいのは案外河西さんなのかなぁと、ふと思ったり。

 

そして怒涛の「私がオバさんになっても」。リトルキャメリアンから一気にオリジナルメンバーの歌唱なのだけれど、めっちゃ盛り上がると言うか一体感が半端なかった気がする。言われればカバー曲の流れなのだけれど、ここの繋がりがすごく綺麗でビックリしたんだよなぁ。

 

で、「My Darling 〜Do you love me?〜」。ここの流れもかなり痺れたなぁ。

切り札といえば切り札的な楽曲なのだけれど、実はカードとしては難しいと思うんですよ、コレ。出す順番間違えると、盛り上がりにくいみたいなことが起こりそう。で、バラエティに富んだ楽曲を披露するつばきファクトリーだからこそ曲順が難しくなると思うんです。

ただ、現体制のシャッフル曲をこれでもかと見せつけつつ、インディーズ時代からの「私がオバさんになっても」で原点に戻りながら可愛い系を魅せてからの「My Darling」の流れが正解すぎるしカッコよすぎたし、可愛すぎた。

歌唱に関しても歌いこなしてる。こなしてる上でやっぱり浅倉岸本から始まるCパートは至高。で、そのあとの谷本さんの落ちサビ。武道館だと会場が広すぎて手拍子がちょっとズレてる感じがしたのだけれど、ステラシアターの一体感はえげつなかった。あ、そうそう聞きたかったのはコレコレ!ってなりましたもん。そのあとの小野さんも綺麗にしっかりと決めていく感じ、良かったなぁ。

あと、ラスト。ラストの新沼さんの「この愛を あなただけに」がすごい好きなんですよ。声質と言いリズム感と言い、完璧。この曲の完成度の一端は間違いなくラストのあの新沼さんのこぼれそうで溢れないリズム感の気持ちよさだと思うな。

 

からの「サンバ!こぶしジャネイロ」…もとい「サンバ!つばきジャネイロ」。マジで存在しか知らない曲。

なんか、最強だった。

これは、最強としか言いようがない。

なんなら、パレードってこう言う曲のことを言うんじゃね?というくらいの一曲。疾風怒濤のように過ぎ去っていって唖然としてる間に終わってた。で、最後に抜かれてた岸本さんのやりきった顔が最高だった…。いや、熱い女を自称してきたけど、ここまでちゃんとぶつけれたのマジで初なんじゃねぇか?ぐらいのきしもんの熱さよ…。

 

そしてここでMCなのだけれど、ここも記憶にないので割愛…。というか、このあとの茶番が面白すぎてなんも頭に残らんかった。

 

そもそもの八木ちゃんの導入が既に茶番仕様だったんですよ。「あれ?浅倉さんと小野田さんがいないんですけどぉ」の言い方が茶番仕様。そして出てくる “ききピンク” “さおりピンク” 。

 

この、ド茶番。

 

最高。

 

なんというかなぁ。おそらく、この二人に求められたことのまん真ん中ではなかった気はするんですよ。むしろ、「やりたいことをやり切りました?最高でしょ?」とでも言ってしまってるような、そんな茶番劇。で、やり切るし。

あと、この曲が映えたのって、今回メンバーカラーの衣装だったのも大きかったと思うんです。というか、メンバーカラーの衣装でやることってそんなにないので、寧ろこの機を流すとマジでいつになるか分からないから仕上げてきたってのもあると思うんです。

あと、二人ともモーニング娘。のオーディションで落ちてることがポイントなのではないか、とも思ったり。“モーニング娘。” にいたかもしれない世界線がそこにあったんですよ。(てか、リーダーとつばきオーディションの3人を除いたら全員モーニング娘。のオーディション出身者なんすよね、このグループ。)そこら辺を踏まえての「レインボーピンク」、面白かったなぁ。なんなら、一番 “祭り感” を演出してたのはこのぶりぶりアイドル見世物小屋茶番劇だったんじゃねえか?最高。

 

で、シャッフルユニット最大の山場「シャボン玉」に突入するんです。

もうね。

これはね。

 

完成形。

 

これを超える「シャボン玉」はほんとに出ないんじゃないかっていうくらいの完成形。

何故か、つんく♂さんの意図が見えた気がしたもの。いや、実際はどうか知らんけど。らしきものが見えたというか。

そもそもの「シャボン玉」は6期のデビュー曲として発売されたもの。そこでセンターを取っているのが田中れいなさんなのだけれど、この田中さんという稀代のボーカリストを如何に暴れさせながら、先輩たちがリズムでコントロールするのかってことを考えた…ような気がするんです。

ただ、それは半分成功して半分うまくいかなかった気がするんです。ここら辺は田中さんの真面目さだったり、つんく♂さんのちょっとの正気が微妙に歯止めをかけた感じがするのです。(とはいえ、作品として世に出す以上、聴き返すに耐えうるよう抑えめにしなくてはいけないんですけどね)

ただ、今回その田中さんの真面目さやつんく♂さんのちょっとの正気を何食わぬ顔で突破していく才能の暴れ馬が現れたわけだ。それが豫風瑠乃。

なんというか、豫風瑠乃。つばきファクトリーで放牧に放牧を重ねた結果、自分の才能に際限をかけることを忘れていってる気がするんですよ。やりたいようにやらせまくるみたいな。遠慮はいらんからガンガンやれ!別にあとはどうとでもするから!みたいな超放牧主義、つばきファクトリー。結果として、あの佐藤優樹を前にして何食わぬ顔で全力のパフォーマンスをしたりしているのだけれど、その物怖じしなさが強すぎるんですよ。過去なんかしるかよ!って感じ。

で、もちろんそれは音楽の才能…音程の正確さ、リズムのキレの良さ、有り余る声量、楽曲を捉える見方、その全部が合わさってできるものなのだけれど、それが備わってるからこそなんですよ。

そんな当代一の暴れ馬がまあ好き勝手に暴れに暴れ回ってるこの「シャボン玉」が兎にも角にも最高なんですよ。

で、そこに加わる、秋山眞緒

なんだろうなぁ…あの魅力。大人組にも子供組にも振れる強みみたいなのが基底にあると思うんですよ。「自由に道連れ」って感じ?ダンスリーダーと呼ばれつつも、無邪気にも遊べるあのギャップ。ある時は豫風さんと共に暴れつつ、その一方で細かい高音のニュアンスは丁寧にしっかりと決める、あのギャップ。その上で全員のフォーメーションを見ながら自分の立ち位置を決めて、ダンスの見栄えを良くする勘の良さ。途中の新沼、秋山、豫風の並びで3人いる時に、秋山さんだけがセンターで座ってる構図が正解すぎるんですよ。

 

あー、もしかすると秋山さんって “映えの女” なのかもしれないなぁ、なんて。

 

そういえば、「行くぜ!つばきファクトリー!」の「弱さじゃないよ、恋は」のMVにしても、即興演劇にしても、めちゃくちゃ動いてるのに画としてはギリギリ破綻してなかったんですよねぇ。あぁ、そういうメンバー全体を俯瞰して立ち位置を決めつつ、画として破綻しないステージング作りをもしかすると出来ちゃう人なのかもなぁ…。

 

話がずれましたが。

 

まぁ、ここまでなら誰でも…いや、誰でもは出来ないですけど、まあやろうと思えば出来なくはないんですよ。まぁ、この二人に匹敵はしないけど、そこそこ戦える人ってのはいると思うんです。

ただ、こう言う “暴れ回って” “好き勝手” やってるものにディスコースマーカーをつける新沼希空って言うポジションがおそらく居ないんですよ。ええ、居ないんです。居ない。

その好き勝手暴れ回るものを制御する唯一の手段がリズムだと思うんです。切るべきところで切って、止めるべきところで止める。伸ばすべきところで伸ばして、細かく繋げるところは細かく歌う。この微妙で絶妙なニュアンスを新沼さんはほぼ完璧に捉えることが出来るんです。で、捉えた上で溢れるギリギリを狙ってる気がするんです。変な余裕を見せないと言うか、自分の限界までやる、みたいな。だからこそ上手くいかない時もあるんですけど、上手く行く時は鬼に金棒、こんな怖いことはないんです。

セリフもそう。感情で全部持っていきがちなところをキチンと制御して音楽的な部分と演劇的な部分を分けて “歌う” 。キチンと分けて歌うからそのあとの曲に入ったあと、さらに盛り上がっていく。で、その全部の百点が出てしまったのが今回の「シャボン玉」。アレを生で観れたのはほんとに幸運だったとしか思えない。

付け加えるならば、新沼さんのリベンジへの思いもあるのかなぁと思ったり。兎にも角にも、最高の「シャボン玉」だったなぁ。

 

で、そんな後に出でくるのはめちゃくちゃハンデなわけですよ。笑

ただ、真っ向から谷本岸本小野河西で「GO TO THE TOP」ですよ。

で、全く思い出せない(って言うか予習し忘れ(さっきしとけと書いたばかり(その割には広瀬さんのツィッターの一声(鶴の一声みたいに言うな)で投票したくせに)))のでこぶしファクトリーバージョンをいま確認したのだけれど、そういえばチームピーチヒップ…もとい紫組の足をエアーギターにしてたわとか、思い出しました。

そうそう、多分前のユニットに負けないように声量をぶっ放した結果、マイクの音量と合わずに岸本さんの声が潰れたのはご愛嬌だったなぁと思いつつ、河西さんがバチっと嵌めていたのはカッコよかった。やっぱ河西さんにはこぶしファクトリーの血が入ってるのかもしれない。

で、ラストのフェイクは安定の岸本ゆめの来日公演でした。てか、広瀬さんのバージョン見た後でも全然聴き劣りしていなくてビビる。最後の高音まで、エコーがかかるところまで引っ張るのまで完璧…というか、マジで闇上がりなのだろうか…。

 

もしくは、闇から這い出た魔王かなんかか?

 

さらにここから「本気ボンバー!!」まあ、例によって名前だけ知ってる曲なんですけどそんなの関係ねぇ。盛り上がりました。曲の内容とか全く覚えてないけど。

 

何故か?

 

このあとの「弱さじゃないよ、恋は」にやられたからです。

 

もうねぇ。

セットリストの妙ですよ、これに関しては。

ここまですごくバラエティに富んだセットリストで来ているわけです。シャッフルユニットの曲があったのも大きいですが、モーニング娘。あり、松浦亜弥あり、Berryz工房あり、こぶしファクトリーあり…という感じで兎にも角にもバラエティ豊か。かつ、夏用の盛り上がる曲ばかり。それでいて俗に言う、“つばきファクトリーっぽくない楽曲” でもともと固められていたと思うんです。それはもうガッツリと。で、そう言う楽曲が続いてきた中で、さらっと入ってきたのが「弱さじゃないよ、恋は」なんです。

 

この落差が凄まじくて。

 

なんというかなぁ。もう、「これでしょ?」って感じ。あなた方の欲しいものは、本当に欲しいものは、言うても「これでしょ?」って感じ。イントロ始まった瞬間に体温が上がる感じ。心のざわつき。

で、「弱さじゃないよ、恋は」の良いところはやっぱ夏の曲ってところなんですよ。「低温火傷」「ハナモヨウ」「純情cm」…はいうても夏曲だけど、いい感じに湿気感っていうのかな…があるから、前から続いている熱い感じ…暑い感じか、そこからそのまま持ってこれる、そんな良さがある。

ああ、つばきファクトリーの夏のナンバーだなぁって。

で、今回の好きなポイント一つ目はまず、山岸岸本の絡み…「抱きしめて」のところね。「なんかあったの?」ってくらい親密すぎて。うおって言葉詰まっちゃったよねぇ…。いやぁ、エロいっつうか。ほんと、何があった?

二つ目はCメロの「行き先はわからない」のところ。ここが岸本小野パートって知ってから結構ガッツリ見てるのだけれど、ここの背中合わせの感じがすごい良いんですよ。で、徐々にユニゾンが重なっていく感じ。最高。

そしてラストの三つ目、河西結心の国宝アーバンブルーを挟んで、岸本さんの「あの偶然が〜」のフェイクが今回、最強 of 最強 だったんです。もうね。他のフェイクパートも最高なんですよ?でも、岸本さんのフェイクパートのやっぱ一番良いところは他のパートの歌を邪魔しないところなんですよ。で、それが存分に味わえるこのフェイクパート…最強。あと、このまえの浅倉福田パートね。この奥行きを感じて欲しい。ほんと、最強で最高だったなぁ。

 

からのライブ新曲「君と僕の絆」。ほんと、誰か卒業するのかってくらいのいい曲。「足りないもの埋めてゆく旅」もそうなのだけれど、じっくり聴かせるユニゾンがほんと好きなんですよ。変な味付けなしで楽しみたい。で、そういう時に中島卓偉さんの曲はもう痒い所に手が届く!

あと、珍しくガッツリ歌割があったのも好印象。ラストの岸本さんのフェイクも綺麗だし…。

 

そんな感動的な雰囲気の中。MCで一気に現実に戻してくれる谷本安美が谷本安美すぎて。笑

「本当だったら夕陽の中で聴けたらって感じだったんですけど…」で振り返るメンバー、ガッツリ曇りです。そこから岸本さんが「いや、うちらにとってはそれ以上の景色よ!」と言っていたのがつばきファクトリー

 

からのもう一つのライブ新曲「サマーチャレンジャー」。こちらは王道も王道のポップチューン。

そうそう二曲聴きながら思ったのが、卓偉曲で意外とイキイキするのが小野田さんだなぁってこと。めちゃくちゃ前に出るわけではないのだけれど、下支えとしてサラッと参加している場面が多くて結構驚きもあったんですよ。

あと、それを含めて “サニコ” 推しなのも良かったです。新メンバーが入って一年たってようやくアイデンティティーを確立した感じ、非常に面白い。

 

そしてこっから怒涛のぶち上がりメドレー。別名「夏フェス想定セトリ」。

まずは「3回目のデート神話」。まあ、「夏フェス想定セトリ」って言いつつ、一発目春の楽曲なんですけど。

武道館でも聴いてたのだけれど、この曲は毎回発見があるというか、聴き落としが多いなって思うんですよ。「こんな所に岸本さんのソロあったっけ?」みたいな。「そこ小野田さんのパートだったのか!」みたいな。「浅倉さん、今日は調子いい日だ!」みたいな。

でも今回の秋山さんのフェイク、すごく綺麗だったなぁ。めっちゃ、今日に賭けてたんだろうな。

 

そして、ぶち上がり祭り「マサユメ」。熱量だけでいえば「サンバ!つばきジャネイロ」並の盛り上がりがあったように思います。とにかく楽しい。

あと、大きかったのが、夜公演は屋根のある状態でやっていたからか音響がまあ篭るんですよ。その篭った音響がめちゃくちゃ乗れるんですよ。それが「マサユメ」のとき、身体をイヤでも動かす…いや、動きはしないんですけど、結構振りコピしてました。

で、岸本さんのCメロ「嗚呼、私の真面目な失恋」のあとの小野さん「あんたの試練にすんなよ」が今日負けてなくて最高でした。

あと、間奏のフェイクというか煽りというか、あそこの岸本さんの出立ち、カッコよすぎ。

ほんと、衣装と相まってカッコ良すぎよ。

 

そしてラストが「断捨ISM」。これで締めるのかよ!と思いつつ、ボルテージは上がり切っているので、突っ走るだけって感じ。

この曲も手懐けるのに苦労した曲だけどキラーチューンの一角としているのがホント面白い。で、最後の岸本さんのソロを堪能しつつ、最後に抜かれるバチバチの山岸さんのカッコいい顔も堪能して本編は終了。

 

 

アンコールは無言のどよめきで幕を開けました。

いや、無言のどよめきってなんぞやって感じですが、こう、なんすかね、声を出してはいけないって環境で、声を出さないまま、大量の息を吐くとああいう感じになるんですかね。とにかく、無言のどよめきが凄かった。

何故かってもうそれはメンバーがアンコールで浴衣着て出てきたからです!

で、それで「今夜だけ浮かれたかった」歌ったからです。「あー、MVで観てたあの娘たちが目の前にいる!」そーゆー感覚になるのです。

で、いっつもダンスバキバキで踊ってるこの曲を浴衣でパフォーマンスするといつもの熱量をどこに持って行けばいいのやらわからなくなるつばきファクトリー御一行。結果としてどうなったかっていうと、いつもかっこいい感じでやってるのを緩めて、ちょっと可愛い目に寄せるって感じ。全体的にこじんまりで、顔は可愛くみたいな。その中で一番印象的だったのは山岸さん。二番終わりの「今夜だけは」をキメキメの顔でカッコいい声と顔で締めるのですが、この回はちょっと隙のある感じで可愛くキメていたのが本当に良かった。(直前で「断捨ISM」でバチバチのキメ顔観てたのも大きいかもしれない。)で、気持ちゆるめの岸本さんフェイクからの「浴衣を着なかったわけ」(浴衣を着てるバージョン)から小野田さんの「泣きたいわ〜」も少し隙のある感じで新鮮。隙はあるけどバッチリと決める。

ただ、そんな中で河西さんが真面目にいつも通り歌ったいたのもご愛嬌。いやぁ、真面目っすね。そこが良いのだけれど。

 

で、MCは、谷本安美さんが谷本安美さんでしたね。もう、虫には勝てない。笑

ただ、岸本さんが泣く寸前だったのには思わずもらい泣きしそうでした。いや、谷本さんがいなければ泣いてた。山岸さんが「いい所なんだから〜」って言ってたのも良かった。

あと、新沼さんが壊れたように「好きな子の浴衣姿見れるのって幸せですよね」って言ってたの、ちょっと怖かった。何かの催眠か、圧か、なんだったのか。

あ!小野さんと浅倉さんが「今日が終わってほしくない」って言ってたのもよかったなぁ。終わってほしくなかったもん、昨日。楽しすぎて。楽しすぎたわ。まあ、でも、祭りってそいうもんだからなぁ…。

 

そんなMC後のラストは「ハッピークラッカー」。「メソメソしたまんま」のところで山岸リーダーが泣いてて、おっとっとってなってしまったり。

で、完全に箍が外れた新沼さんが振りでペアになったメンバーを回す回す。もう、ぐるぐる回す。はじめは谷本さんをグルングルン回して、そのあと小野さんをグルングルン回す。谷本さんに至っては立ち上がれてなかったような気が。

そんな楽しい曲が終わってラストに花火。

 

これがほんまのハッピークラッカーや!

 

…まあ、二階席は見えませんでしたが、スクリーン越しだろうと花火は花火。めちゃくちゃ良かったなぁ。夏だったなぁ…祭りだったなぁ…。はぁ…。

 

 

なんか、ここまで書いたら途端に切なくなってきたのですが。まあ、そろそろ日常に帰れということで。気づけば昼前ですよ。これは一回書き終わった時点。今は昼ごはんも食べて15時まえ。一万字近いんだけど、2公演行った人は現実に戻れないんじゃね?マジで。

もうホント、楽しかった、ただそれだけ。前半戦のバラエティに富んだセットリスト、後半の卓偉ファクトリー祭り、「ハッピークラッカー」からの花火、どこを切り取っても楽しい…それだけですよ。12人全員のパフォーマンスも観れたし。一つだけ後悔があるとすれば?帰りのご飯食べるところ、もう少し考えておけば良かったなぁ…。