さしもしらじな

アイドル系のデトックス諸々

『行くぜ!つばきファクトリー!』#12

 

悲しいことにレギュラーシーズン最終回。

 

はぁ、生きる糧が一つなくなった…。

 

その代わり、『真夜中にハロー』だったり、『鎌倉殿の13人』だったり、ランジャタイにハマったりで意外と忙しいのだけれど。

 

さておき。

 

今回はなんちゃって総集編。「振り返りクイズ」ということで、メンバーが回答者となって番組で起こった出来事や事件を見ていくというコーナーなのですが、まあ色んな展開がありまして。

 

まずはとにかく外しまくる秋山眞緒さん。ほんとに番組の出演者だったのか、気になるくらいに間違える。てか、全部間違えた。いや、前回の新メンバークイズで谷本さんが全部間違えているのを知っていたから、まあそんなこともあるだろうとは思うのだけれど、でも全問不正解なんてことある?みたいな。

ただ、ここからは憶測なのだけれど、おそらく秋山さんは見返してないと思うんですよ。オンエアを見ているかどうかも結構怪しい感じがする。

反対に、一番正解していた小野瑞歩さんは全部見返してる…というか一応は全部の回を見てると思うんです。そこらへんのメンバーの性格がまんま出ると思うんです、この番組。

あと、おそらくこの回に向けてキチンと復習してそうなのが、八木栞さん。早押しさえなければ、というイメージ。あと、意外と危うかったのが河西結心さん。正解率思いのほか低いんですよ。

そんな魑魅魍魎を当たり前のように司会として捌く岸本ゆめのさんは今回もさすがの仕事っぷり。まあ、間違いなく一番見返してるのはこの人だと思うのですが、新メンバーとの距離感や適材適所のメンバーへの振り方もだいぶ慣れてきてる。

そんななかでの一番のツッコミは「はやともさん、二人の女性から狙われてますよ」。これ、まんま番組ではやともさんが仰ったセリフのトレースなんですよ。よくこの場面ですんなり出てきたなぁと驚く次第。

あとは、ところどころでやっぱ抜けてる浅倉樹々さんや山岸理子さん、チャンス問題をあえて答えない(?)小野田紗栞さん、ガチで問題を取りに行って殴り書きを抑えられない福田真琳さん、相変わらずエピソードトークにはことを欠かない新沼希空さん、隙を見てボケる豫風瑠乃さんなどなど…クイズ番組をするだけでここまでよく撮れ高出るつばきファクトリーの面白さ。

それにしても、第一回の放送を見ると新メンバーがおぼこいのは勿論なのだけれど、元の8人は8人でイメチェンしてる人もいるからか、全然違うグループに見える不思議。ホントにガラッと変わったんだなぁ。

 

そんな変化後の12人の個性を爆発させる自己アピールコーナー「ワンミニッツ・チャレンジ」。これがクセが強いというか、なんちゅうか。

豫風瑠乃さんは、自身の挨拶ギャグ「頑張ルノー!」に引っ掛けた一芸。動きが意外と細かい(というか、実は踊りも得意なんですよね、豫風さん)のはもちろんなのだけれど、サラッと歌っても上手い…。いや、普通と思っちゃいけないのよこの才能!あと、お姉さんはそんな豫風さんにメロメロなので、シラけるなんてことはないです、はい。(ただ、そこのところを同等に見られたい年頃なのかなぁと思う、この頃。)

福田真琳さんはほっぺたの柔らかさを活かした特技を披露って言う、そんなことしなくても大丈夫よ?と思ってしまう一芸。いや、でも周りのメンバーが濃ゆいから、これくらい体…というか、ほっぺたを張らないと印象に残らないと考えるのも無理ないか。そう、頭脳派なんです、福田真琳さん。

そして、ただいま「八木メシ」というキラーコンテンツを引っ提げてハロプロ界隈を賑わしてる八木栞さんはというと、初っ端から説明なしに中島みゆきさんのモノマネをメドレーでやるというフリーダムっぷり。そしてそこから、両手離しブリッジをキメるという謎のコンボ。おそらくですが、二つとも特技としてやることは決めたものの、1分という時間内に収まらないことが発覚。結果として「中島みゆきさんのモノマネをします!」というセリフをなくしたのだと思うのですが、どっちかにするという選択肢を外すあたり、さすが八木栞さんという感じ。考えている以上のリアクションを起こす天才肌。

その一方で、なぜか八木栞さんにキャラが喰われがちになってしまうのが河西結心さん。用意していたモノマネとアクロバットがともに被るという…狙ってないのに被るのはいったいどういうことか…美味しいといえば美味しいし、可哀想といえば可哀想。とはいえ、アクロバットの身のこなしは驚き。まだ、そんな特技を隠していたのね…。

さて、ここからはお姉さんチーム。一人目は、秋山眞緒さんなのですが…おそらく、こっちのコーナーもほぼノープランで来たんだろうなぁ。入りから、直前に河西さんがモノマネをしていた芦田愛菜さんのマネをするあびる優さんのマネを拝借する大胆さ。「新メンバーの後にするのはね、やだよ!」じゃないのよ。ただ、こういうアドリブ力や直感力に驚くほどキレがあるから、許されるんだよなぁ。あと、上手いこと “妹力” も温存しているので、いざとなればフォローしてもらえるという秋山眞緒。意外と頭脳派?

で、安心安定の小野田紗栞さん。きっちりかっちり自身の写真集の宣伝を織り交ぜながら、“オトナカワイイ” 一面も強調する徹底ぶり。確信犯という意味では彼女の右に出る者がいない…。そしてサラッと八木栞さんという強火オタクもグループに作ってしまう面白さ。ただ1番のツボは、いつもはカワイイタイムの時に率先してイジる谷本さんが「あれ、いいじゃん」て小野田さんに素で言っているところ。素直すぎる。

そんなキャラ強め二人の後に出てきた小野瑞歩さん。やることは考えてきたのだけれど時間が余るという、意外と詰めの甘いタイプなのが面白いんですよ。見た目はあんなにしっかりしてるのに。しかも、メンバーを褒めます!って言ってるのに、福田さんへの言葉が「良い意味で舐めてる!」というのがホントに面白い。ちなみにここでも谷本さんがサラッと褒められているメンバーの名前を呼ぶって言う裏回しをしてるのが面白い。天然なのか天才なのか、どっちなんだこの人は。ラストは余った時間でアクロバットをキメつつ、「特別秀でたところはないけれど、割となんでもできます!」と言ったの、割と的を得ているなと思ったのはここだけの話です。

さてここからはオリジナルメンバー。浅倉樹々さんは、安心安定の樹々ちゃんでした。「これで許されちゃう浅倉樹々さん」が良いんですよ。本人としてはまだまだキャラが欲しいと思っているのも分かるんだけど…分かるんだけど!でも、お天気お姉さん、似合いすぎでしょ…。うわぁ、毎日見ちゃうわぁ、毎朝出てたら。なんなんですかね、あの、浅倉樹々浅倉樹々でしかないあの感じ。これが…エース!ってことかしら。

で、岸本ゆめのさん。はい、がっつり一分ネタでした。なんでしょうね。司会は司会で得意なのだけれど、ネタになったらネタになったで自分の色を全面に出せる才能って。ホント、考えてきたことを寸分違わず完璧にやり切る。そして高い独創性。オリジナルが過ぎるというか。最近、ランジャタイ経由で、地下芸人の方々のネタをよく見るのだけれど、そちらに近い。クセが強すぎるというか、メジャー向きじゃないというか…。だからこそ、跳ねたときが楽しみなんですよ。てか、跳ねろ。

さて、ここまで色々なメンバーのサポートをしてきた…というか、ガヤを飛ばしてた谷本安美さんは、似顔絵で勝負。自信を持ってやってて良いですね。いや、自信を持って良いものなのかは分からないですけど、ネタとして昇華してるのですから、良いじゃない。まあ、制限時間内に収まりもしなければ、途中でミスったりもしてましたが。で、他のメンバーは12人分の似顔絵なんて描き終わらないことを悟ってるのに、一人信じて疑わずにやって、結局大方の予想通り描き終わらずに、一人落胆しながらメンバーの集まっているところに帰るのも含めて、最高に谷本安美さんでした。

サブリーダーに昇格した新沼希空さんは、替え歌で勝負。何故、永野さんのネタから引用したのか、そもそも何故知っているのか、それにすぐさま反応できる岸本さんもよくよく考えてみれば謎なのですが、楽しそうだからヨシ!それにしても前振りで、「それほど上手くはない特技を披露してきましたが…」は笑う。さすが新沼希空さん。まだまだ、バラエティーキャラを新メンバーには渡す気はないそうです。とは言いつつ、新メンバーに見せる先輩の部分と、今回のような元のキャラの部分のバランス感覚が実は良い塩梅なのが、また新しい魅力になってきそうな予感。一番変化してるのかもしれない。

ラストはリーダー山岸理子さん。番組でお世話になったスタッフさん…というかプロデューサーさんを絵描き歌にするというタダでさえぶっ飛んだ内容だったのですが、さらに輪をかけているのが一言目。「一つのドブがありまして〜」って、そんな絵描き歌あるかよ。っていうか、ヒトの絵描き歌の導入でそれは大丈夫なのか⁉︎みたいな。ただ、実際のところプロデューサーさんの推しは山岸理子さんであり、下手したらファンサービスと捉えられかねない事態において、歌詞の一言目を “ドブ” で始めることで距離を取り、そう言いつつ前半のコーナーにかけてプロデューサーさんに対して「つばきファクトリー愛が強い」と評して締めるという、この裏表というか上下起伏のある素晴らしい対応力…ホントにこの人 “したたか” というか、リーダー向きなんだなというのがよく分かる1分コーナー。なんつー有能さ。

 

そんな、最終回も見どころ満載だった「行くぜ!つばきファクトリー」。いやぁロスだわぁと思ってたら、生放送で帰ってくるという嬉しい展開!問題は、今日は途中からしか見れないこと…。

 

 

 

Alas!