さしもしらじな

アイドル系のデトックス諸々

『行くぜ!つばきファクトリー!』#16

 

岸本さんが主に司会を務めていた第一シーズンと打って変わって、八木さん、小野田さんと司会を務めてきた第二シーズン。今回も、浅倉さんが進行役を務めます。そして、ナレーションは福田真琳さん。このコンビが番組を進めると、いつもとは違う雰囲気。なんというか、上品な教育番組みたいになってます。

 

浅倉さんの司会、もともと持ってる雰囲気もそうなんですけど、女子アナウンサー感がすごいんですよ。しかも地方局じゃなくて、東京のキー局。二回目に見直したときに、「こんな感じの番組だったっけ?」ってなるくらいには、違和感がありました、いい意味で。あと、地味にフォロー力だったり、ヒントの出し方が上手かったり、意外と出来ちゃうエース浅倉樹々。というか、エースエースって言われるけど、実は他の人を立てることは嫌いじゃない人なんですよね、浅倉さん。

そこに加わる福田さんのナレーションがまあ上品。上品すぎて、本編のわちゃわちゃとのギャップが凄かった。(笑)善き哉善き哉。

 

そんな、真面目で上品な音楽教育番組「行くぜ!つばきファクトリー!」、今回はゲストに新曲「アイドル天職音頭」の作詞作曲を担当した星部ショウさんを迎え、新曲を徹底解剖していこうという企画。先週の「かわいい選手権」とのバラエティの幅を見せます。

それにしても、星部ショウさん。一応、YouTubeは見ていたのだけれど、ファニーな方ですよね。そして、ハロプロメンバーに負けず劣らず、熱い。中島卓偉さんへの対抗心が、熱い。なんなら番組の三分の一くらいは中島卓偉さんの話題に繋がってたんじゃないかって錯覚するくらい。そして「つばきファクトリー×中島卓偉最強説」は、事務所の人も考えてることなんだなぁと。

ちなみに個人的には、星部ショウさんはどちらかと言うとメロディーメーカーのイメージです。「I Need You 〜真夜中の観覧車〜」「ふわり、恋時計」にしても名メロディーだなぁと。

そんな星部さんを迎えてクイズ形式で進んでいく今回。プレイヤーとしての岸本さんが冴えに冴えてます。やっぱ基本的にはボケたがりなんだよなぁ、岸本さん。ただ、自分も積極的に発言しつつ、周りを見てメンバーを引き揚げているのもなかなか印象的。たぶん全員とコミュニケーションを取っていたのでは?

(そんななかで好きなくだりは、河西さんに対する「不幸せ女」発言と、「星部さんがつばきファクトリーに曲を提供する際にやったことは?」に対する解答「一回、失恋した」の二つです。ま、基本的に全部好きなんですけど。)

そんななか、今回も良い働きをしているのが八木栞さん。新メンバーのなかではバラエティーエースと言っても過言ではないのではないのでしょうか。とにかく前に出るということは勿論のことながら、「わたし、音大目指してたんですけど」みたいなフリをしたりと、だんだん大胆になってるのがさらに良い。あと、ちゃんと音大目指していただけあって、キチンと知識があるのも良いですね。そして秀逸なのは「わたし?」のくだりね。新沼さんが始めて、秋山さんに繋いだ後、「ここわたしの歌割なんで…」とちゃんと振ってから「わたし?」と答えちゃうのとか、いつのまにバラエティスキル上げてるの!となりました。(「残念!」と言われた後の「あっ!(撃沈)」の言い方が妙にツボです)。

でも今回一番輝いていたのは、小野瑞歩さんではないかと。まぁ、後半戦の「歌詞に自分の座右の銘から採用された箇所があるのに、自身の歌割にならなかった」というエピソードの強さが前提にはあるんですけど、そのせいか小野さんで最終的に話が落ちていくのが面白い。普段はそんなこともないんですけど、なんなんでしょうね?そういえば、前回の「かわいい選手権」もそうなんですが、小野さんってイジったら美味しくなるんですよねぇ。後輩が入り、前髪も上げて、頼れるお姉さん感が出てきましたが、さらにまた新しい面白さが出てきてイケイケな小野瑞歩さん。まだまだ発展途上です!(イケイケって、半分死語だけど、最近の小野瑞歩さんっぽくて良くないですか?)

 

他には、やっぱり間を繋いでるのは新沼さんなんだなぁというのは感じたところ。欲しいときに欲しいところにいるんですよね。岸本さんとは違う方向から全体を見てるイメージ。でも、美味しいとこ持ってくのは谷本さんみたいな。そこ、当てるんだ、みたいな新鮮さが毎回ある。いや、頭が悪いわけじゃないのよ、毎度のことだけど。

反対に、というわけじゃないけど、秋山さんは豫風さんのところにいたからか、お姉さんな印象が大きかったかな。フォローに回る場面が結構多くて、まだまだ舌っ足らずな豫風さんを支えてる感じがします。そしてそんななか、自由に暴れ回るのが小野田さんっていうのがまた良い。全体のバランスを見て、「今日はキャラで行ける日!」みたいなところもあるんだろうなぁ。浅倉さんが司会だし、ゲストもいるから、トークをフォローするというよりかは、個性出していこう、みたいな。で、そこに巻き込まれる河西さん。やっぱ、カウンターが鋭いのが魅力だよなぁ。いや、巻き込まれ率が高いのも面白いけど。一時期の野中さん並みの巻き込まれ率。山岸さんとかとリミスタやったらまた違う味わいが出そう。で、慣れてきた頃に進行を全部放棄する岸本先輩を投入しよう。「いや、ゆうみならなんとかできるでしょ。」みたいなテンションの回、見てみたい。

そんな山岸さんは今回はマイペースの極み。変な話、司会が浅倉さんで、ひな壇に岸本さんいれば、特にリーダーの仕事がなくなるってのが、このグループの隠れた強みなのかもしれない。リーダーをフリーの状態で活かせる面白さ。そういうのもあると思います。そして、今回はずっと興奮しっぱなしの豫風さん。言葉がまとまらない感じが、まあ可愛いし、なんだったらクイズなしで、5分くらいぶっ倒して聴いてみたい感じもする。この番組があと二、三年続いたら、豫風さんを進行役にして楽曲の解像度を上げることも夢じゃないかもしれない。なんかその感じ、夢があるなぁ。(ナレーション「では最初に豫風による解説から」って入って、そっから5分くらい延々と喋って、最終的に「まだ言うの?」みたいなツッコミで終わるの、見てみたい)あとやっぱ、なんやかんやで可愛い。

 

そんな、楽曲解説たっぷりの三十分間。MV公開前に見過ぎて、すでに愛着のある楽曲。なんならまだ手元に音源ないのに。(笑)「弱さじゃないよ、恋は」含めて、また楽曲のガチ感想書こうかなぁ…。