さしもしらじな

アイドル系のデトックス諸々

行くぜ!つばきファクトリーの卒業式!-行くぜ!つばきファクトリー#34

 

 

いやぁ、怒涛の一週間だった…

 

まあ、なんつーかなぁ…

 

つばきファクトリーってそういうこと多いよなぁ、ほんと。

 

でも、不思議と小片さんの時に感じた「終わったな感」はなかったんですよねぇ。それこそ、第一報みたいなのが出てきた時に最終回をリピートで見ていて「おいおいおいおい」とは思ったのだけれど、まあ、メンバーからのブログも普通に上がってるし、見ている分だと通常営業で進んでいるっぽいから、受け取り手が適当に話を膨らましているんだろうなぁという感じがして。

 

金曜日土曜日とそれなりの決着がついた感じ。まあ、まだ延焼は続いているのだけれど。

ただ、燃やし続ける人っていつまでも燃やし続けるからなぁとしか思わない自分がもういるんですよね。気にするだけ無駄だなぁと。

 

それよりも確実なものが「行くぜ!つばきファクトリー」の公開収録のあの場所にはあったなぁという感じ。

不思議な場所だったよ。いっつもTwitterなりで参加してる人、参加してなくても見ている人が一堂に会する場ってのは。ライブとはまた違ったかな。同じ番組を観てきてて、同じ時間帯を過ごしている人が、画面越しじゃなくて生の現場で、同じツボで笑っていたりする…多分、それぞれの観客のなかで「あ〜あんなことあったなぁ」とか「そういえば、こんなこともあったよなぁ」とか思っていると思うんですよ。そういう “共通の思い出を持って参加してる” あの空間。

こういう書き方をすると、個別イベントとは反対なイベントなのかも。ほら、やっぱり個人の思い出じゃない?個別イベントって。ライブだとパフォーマンス前提になるし…これは樹々ちゃんがコメンタリーで言ってたことでもあるけど、やっぱりライブパフォーマンスはメンバーの “素” ではないわけで…やっぱ変な空間だったなぁ。

 

【卒業式】と銘打たれた今回は、ほんとに卒業式の段取り通りに色々なコーナーが行われていて、進めば進むほど「あ、ほんとに番組が終わるんだな…」とわかるのが切ないやら悲しいやら。ただそんななかで山岸さんがあざとく「開式の辞」をしたり、秋山さんが校長役、福田さんが卒業生代表で「卒業証書授与式」をやるのだけれど、秋山さんがぽんこつすぎて全然上手くいかなかったり、バラエティー番組としての面白さとメンバーへの無茶振りのバランスが良くてずっと笑っていたのも事実。

「思い出を振り返るコーナー」では初めこそ上手く行っていたものの後半ではだんだん苦戦していくのもなんとも公開収録らしいグダグダ感?ただギリギリのところでまとめ上げる岸本ゆめのの凄さよ。この人のギリギリまで泳がせて最後に一言で(半ば強引に)まとめ上げるのがほんと好き。

にしても、我々の記憶力のダメさ加減もわかるコーナーではあった。特にうまい棒。多分、この写真のイメージが強かったのだけれど、よくよく見るとパッケージが紫じゃないのよ(笑)

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さて、番組の構成的にはこの後ミニライブと舞台裏の映像が映っていたのだけれど、実際はすぐ「卒業式呼びかけ」のコーナー。しりとりで繋いでいくのだけれど、福田さんや河西さんがめんどくさいバトンを渡された時に先輩に気にせず噛みついていくのが良い。

因みに「谷本さん、よくミニミニ運動会の時にるのちゃんが組決めの時に引いたくじを戻したの覚えてたなぁ」と思う人がいるかもしれませんが、これは前の「思い出を振り返ろう」のコーナーで問題として出ていたからです。ついでに言うと、るのちゃんの「粘土で作った東京タワー」も確かその前のコーナーの問題で出てきていたワードの一つです。ここら辺は、公開収録に行った組の情報として残していても良いかな。

そして「卒業生へのVTR」から「卒業生代表答辞」で会場は一気に「あ、ほんとに終わるんだ…」と言う空気に包まれていったかな…。特に樹々ちゃんの答辞はすごい良かった。番組のこともそうだし、メンバーへの視点もそうだし、ほんとに愛のある人だよ。

で、ここら辺から八木栞さんは泣きっぱなし。映像では映ってなかったのだけれど、裏にも何回か戻ってたりしてたしなぁ。

そんな涙涙のムードなのだけれど最後の「閉式の辞」で新沼希空に「あいうえおきそラン」をやらせるのが「行くぜ!つばきファクトリー」。まあ、だいぶ嫌がってはいましたけど(笑)ただそんななかで「行くつばのためにやっちゃうよ!」といつもと違う文言でやり切るのがなんとも新沼希空。(個人的には「ギョロギョロみんなのこと見ちゃうよ」が好き。)

そして、ここでミニライブ。「アドレナリン・ダメ」「間違いじゃない 泣いたりしない」「スキップ・スキップ・スキップ」「My Darling〜Do you love me?〜」といま考えれば大盤振る舞いの内容。2月始めだったから【TWO OF US】の真っ最中、各種リリイベ前、【Moment】も前というのでいま考えるとだいぶ前だな…。時系列がぐっちゃぐちゃになるわ。そうそう【TWO OF US】衣装だったのが地味に嬉しかった思い出があるわ。

で、最後の挨拶…。もちろんみんないいこと言うのだけれど、Rakky⭐︎の5人がやっぱり感慨深そうだったなぁ。でも浅倉樹々のこの言葉が全てだったんだと思う。

 

「『行くぜ!つばきファクトリー』は他のグループに比べるとなかなか自分たちだけのオリジナル番組を持てなかったつばきファクトリーにとって救世主であり、成長できる場だった。」

 

ちょっと読みやすく変えてるけど、大枠は変わらない。テレビ番組じゃなくてもラジオ番組ですらろくに持たせてもらえてなかったつばきファクトリーにとって2020年の秋という時期はほんとに地獄みたいな季節だったと思うんですよ。誤解を解く方法がブログしかないってのは。で、それまでの関係性を伝える積み重ねもない。今回の違いはやっぱりそこで、「行くぜ!つばきファクトリー」を観ている人は「そうは言っても12人でやってきたんだからなんとかなるでしょ」という認識がある。確かに目で確認できる形で。それは武道館前の「大縄チャレンジ」であり、「即興ドラマ」であり、「やれんだろ河西!」であり、「タニモト・ガールズ・コレクション」であり、この公開収録の場であり…そういうものがきちんと “残っている” という強さが結局「ま、いうてもなんとかなるっしょ」の正体だったんだろうなぁ…。

(あと、やっぱりこの番組を見ている人と見ていない人とでは、やっぱりメンバー同士の解像度が違うことがわかって面白かったな。そういう意味では現場に行けば行くほど良いんだろうなぁ…)

にしても谷本さんがバラエティー番組という “場所” を用意してくれたことに対してグループの一員としてきちんと感謝を述べていたのは意外だったかな。うん。やっぱ変わりつつある。

そして放送上はカットされていたのだけれど山岸理子の「今まであまり愛されて来なかった私たちに、愛のある場所を提供していただいてありがとうございました」(ニュアンス)っていうのがやっぱり肝だったような気がする。まあ、誤解産みそうだからカットしたところもあったのだけれど、「行くぜ!つばきファクトリー」前史を語る上で大事な一言だとは思ってる。

 

そんな、ただでさえ情報量の多い最終回だったのだけれど、浅倉樹々のコメンタリー版はさらに情報量多めで正直あんまり覚えてない(笑)なんだろうなぁ…樹々ちゃん、めっちゃ喋るなぁ…みたいな。いや、意外と話すメンバーなのよ。そういえば。

(印象的なのは小野さんのことを “不思議な人” と言っていたこと、岸本さんを “前と変わった” と一回言葉に出したこと、谷本新沼山岸の3人を “ブレない人” と評したこと、かな。)

 

というわけで最終回まで中身ぎっしり…なんか関係ない話もかなり入り込んでしまいましたが、まあ避けては通れないし、元々テレビ番組ってそういうドキュメント的な一面も大きいしなぁ…。それこそ岸本さんが言っていたのだけれど、「行くぜ!つばきファクトリー」って “12人の歴史” なんですよ。もちろんバラエティー番組として面白いのはもちろんなのですけど、それ以上に12人が結束していくドキュメンタリー的な側面も大きいわけで。なんか、総括としてまとめた方がいいんだよなぁ、たぶん…絶対、僕じゃない方がいいんだろうけどね。

まあ、今回の事件で当分はシーズン4を制作するのは難しくなっているとは思うのだけれど、それでも待つのは一視聴者の自由と思って首を長くして待とうと思います。

 

 

また会える日まで、アディオス!