…なんかさ。
よく出来たタイトルだよね(笑)
こう言う地味に上手いタイトルがヘキなのよ。
で、本編は2時間ぎっしり。
もう、これでもかってくらいぎっしり。
1時間過ぎた時点で、胸焼けするかと思った。
本当に何処まで見せてくれるんだ。
今までの集大成…まぁ、全部観ていたわけではないのだけれど、BSスカパー!時代からの色々な積み重ねの総決算というか…海外公演の密着から2人の会話パート、VTRを観ながらのコメンタリー…その他もろもろの全てに「ハロプロ!Tokyo散歩!」だったり、「行くぜ!つばきファクトリー!」だったり、ほかのハロプロ特番のエッセンスのあらゆる要素が詰まっている、そんな番組だったなぁ。
きゃりげと、岸本ゆめの | つばきファクトリー オフィシャルブログ Powered by Ameba
番組は時系列順に話を進めていて、前日までのパッキングの話から始まって、初めの香港に到着したところからロケが始まる…のだけれど出待ちするファンにまでインタビューしてるとは驚き。
因みに、メンバーからしてみればどうやって集まっていたのだろう?と思っていたらしいのだけれど、Xでは結構流れてきてたんですよ、こんな感じで動きますよ〜みたいな。
そこからバスで移動して現地メディアの取材…この模様はYouTubeに上がってたりします。
Tsubaki Factory首海外演出香港登陸 11成員大陣仗來港盼賞夜景 - YouTube
…にしても岸本さんへの質問のマニアックなこと。「創作のインスピレーションはどこから?」とか「筋肉といえば岸本さんと秋山さんですが…?」など、療養期間明けたばかり、かつ卒業までは1ヶ月を切ってることもあって、そんなにメディアでこれからのことを聞く機会がない中でズバズバと切れ味の良い質問するなぁと思っていたら、なんとアシスタントで参加されていた方が岸本さんのファンの方だったとのこと。そしてまさか、武道館の【可惜夜〜暁】で会うとは思わなかった。いやはや、恐るべし遍在する岸本ゆめのファン。
さて、こういうメンバー全員が集まってるシーンでは岸本山岸両名だけでなく、メンバーの活躍もキチンと映るのが良いところ。ここでは福田さんが頼もしい一面を見せていて、カッコよかった。その一方で、他の舞台裏では「ヤバーい」を連発していたのは可愛かった。心なしかテンションも高かったし…ってそれはメンバー全員か。
八木栞が1日目の夜にフィーバーしてた話も面白かったなぁ…いや、60try部でも既に話していたのだけれど、岸本ゆめのと過ごした結果、とにかくエピソードトークがこれでもかと出てくること出てくること。
一方で姉さん(山岸リーダー)は1人部屋で延々とテレビのチャンネルを変えていたのも面白い。
つばきファクトリー【可惜夜(座間公演)】 - さしもしらじな
(暫定的な海外ホテル部屋話をここにまとめてます。興味ある方は是非)
夕食ではひさびさに食事リーダー谷本安美が見れたし。食事の内容はこんな感じ〜
そして2日目の朝、香港公演の当日のランチは山岸岸本だけで「これから」の話をしながら頂くことに。これはコチラを同時に見るとさらに深まるかも。
山岸理子×岸本ゆめの 卒業発表後初の2人トーク - YouTube
面白いのは2人ともアイドルをやり切った結果、今まで以上に “人間臭いもの” を表現者として追い求めようとしていること。「今までは歌の中でキラキラしていたからこそ」みたいな発言もあった気がする。
あと興味深かったのは、「グループとしての目標」。「昔はより多くの人に知られたいということが大きかったけれど、だんだん違うことがわかってきた」「今は続いていくことが嬉しい」と言った発言の数々に重みがあったなぁ。
そうそう、これに関しては卒業ライブの感想をXで探っていたときに見つけたのだけれど、「こぶしの卒業公演があったら、各々何を歌ってただろう?」ってあったの。そうか、一人一人が大きい会場で歌えるのって “続いていくグループ” でしか出来ないと知った時の驚きよね。まあ、グループとしては解散して終わるのも綺麗だけれど、難しいところだなぁ、と。
にしても2人が「BE」と「かっちょ良い歌」のカップリングの収まりの良さよ。なんなら樹々ちゃんの「You're my friend」と合わせてもなんか良い感じ…。なんか王道じゃないところからヒョコッと選べちゃうこの感じ?いや、どこまでが王道かは人によるのだけれど、うん。素敵だなぁ。
そんな2人といえば、秋山眞緒との3人組 “メイドキッサー” …これが本当は4人組だったことは今回初めて知ったり。そしてタイムラインではチラホラもう1人の名前が上がっていて歴史だなぁ…と思ってました。遊びに行けると良いね。
2017のメイドキッサー | つばきファクトリー オフィシャルブログ Powered by Ameba
将来についてちゃんと生きていけるのかという不安を抱えつつも、全体としてはカラッとしていた会だったなぁと思いつつ、同時によく食べるなぁとも。そりゃあ、ヘソだし衣装が恥ずかしくなるわけだわ。
ここでいよいよ本番…その前のリハから撮っていたのだけれど、新沼さんがイニシアチブを執ってたのが印象的。ヘイホン!ヘイホン!
本番映像では最後のMCがほぼまるまる流れていたのがなんて大盤振る舞い。そして皆んな手カンペを睨みながら現地のファンとコミュニケーション取ろうとしていたのが微笑ましい。とりあえず、「がんばルノー!」と「こんばんワラビー」は世界の挨拶として定着させよう。あと、ほーさいきっさん!ね。
終演後のテンションが高いメンバーもしっかり収録。アンコールのメッセージボードに感動して煽りの文言が全部すっ飛んだ報告をする岸本ゆめのの後ろで秋山眞緒にだる絡みする河西結心が好きすぎる。そして八木福田の全く噛み合わないだる絡みの応酬(笑)こんなに噛み合わないのも面白いし、最後にまりんちゃんが「うるさい!」の一言で終わらすのも好き。なかなかクセが強くなってきているリトキャメの面々。
(香港のアンコール企画のポスト。)
そこから二日目の夜の話を少し挟んで台湾へ。
台湾でも香港と同じく空港でお出迎えのファンの方々…ここの格好なのだけれど谷本と八木の格好の落差がすごい好きなんですよ。谷本の私服が可愛すぎるのに対して、八木の私服が普段着すぎる。前日はもう少しオシャレだったのに…そしてこの2人がそのままの格好のままリハしていて次は谷本安美さん着替えてってなる…なんやねんこの2人。別ベクトルのマイペースすぎる。
因みにこのリハではシゴデキゆめのさんが見れて個人的に嬉しかったです。
台湾公演の模様も流れるのですが、ここでは「低温火傷」での音響トラブルとアンコール時に歌われた「君と僕の絆 Feat. 台湾」(by 岸本ゆめの)の話題に。アンコールに関してはX上でも企画として流れてきていて、ほんとにおもてなしが凄いなぁ…!!!
因みに、メンバー的にもこのおもてなしは心に残っていたのか帰ってからの座間のMCで客席へとおねだりしてました…歌ではなくセリフを。確かお題は「I Need You〜夜空の観覧車〜」の小野田紗栞のセリフ「あなたに聞きたいのは ただそれだけ」…ちゃんと原曲通りにしっとり言ってという指示があるのだけれど、抑えきれない人多数(笑)これだからなぁ〜
他にもメンバーカラーのリースや、お誕生日の新沼福田にはイヤリングのプレゼントがあったりと盛りだくさんの台湾公演でした。
つばきファクトリー on Instagram: "ツアーの余韻がすごい! 海外でまたライブが出来るように 頑張ります✨ #つばきファクトリー#香港#台湾#ツアー"
そしてここからがこの番組の個人的な一番の見どころ…台湾の夜ご飯をつばきファクトリーで囲むのですがここで山岸さんが買い物から帰って来れず10人で食べることになるという思わぬハプニング。
…なのだけれど、これが結構珍しいシチュエーションで。たぶん、どの映像作品でも、そしてどの行くぜ!つばきファクトリーのどんな場面でも、基本的に山岸さんがいない場面はないんですよ。全員居る所には基本的に居る。だから居ないという場面がほんとに珍しい。
これがね…狙ってたとしても面白いなぁなんて思ってて。自分がいないつばきファクトリーを見てみたい…みたいな。ま、そんなことはないと思うんですけど、でも思わずそう思ってしまうくらい不思議なシチュエーションだったんですよ。もっというと、それを山岸さんがVTRで見守ってるというシチュエーション含めて。
そして、山岸理子がいないなか、回す岸本ゆめのの大盤振る舞いっぷりよ。なんだろうな…少しやりすぎたなぁって思いつつ、そうそう、この人の回しってこんな感じだったなぁって、数ヶ月間行くぜ!つばきファクトリーで見れなかったバラエティーの岸本ゆめのを最後に見れて良かったんだよなぁ…!
まあ色々名場面はあるのだけれど、やっぱり療養期間明けの岸本ゆめのの心境を聞くくだりかな。「1人でやっていけるキャラだと思っていたけれど、戻ってきてメンバーがいてこその自分だと改めて思った」という言葉の重さよ。そしてその言葉を聞いて泣くえむぅずの2人よ…いや、その質問に誘導したのはあなたたち2人なのよ。なんで自爆してるのよ。「えむの2人は違うのよ」という谷本さんの的確なツッコミまで含めて、そのあとに涙を拭う用のティッシュを配る河西さん含めて、めっちゃ良い雰囲気なんですよ。
そしてそれをVTRで見ながら「ごめんな、こんな感動回に居れんくて」と軽く言ってしまうリーダーりこりこが良いんすよねぇ、なんか。
そして、その後は山岸岸本で夜市。なんかここはただのデート映像でしたね。ほんとにただ童心に戻って楽しむだけ。そしてところどころ率先してりこりこの意見を聞いて注文したり、夜市の人とコミュニケーションを積極的に取る岸本 “エスコート” ゆめのを楽しむ回。マジでよろしくやってんな!!!
そして明けて帰りの飛行機でも少し泣きそうだった岸本ゆめの。疲れて半分くらい夢にいながらメンバーの楽しそうな声を聞いていたら黄昏てしまっていたらしい…
(そしてこの後の日本についてからのバスでメチャクチャ眠いのに小野に無理矢理起こされた挙句、小野谷本のアイマスクを使った不毛なチャンバラを見せつけられたのも面白い。なんという #だる絡みずほ )
そんな香港台湾公演を振り返りつつ、ラストはサプライズで研修生時代から見てくれていた元マネージャーさんからの手紙で締め。山岸岸本両名の過去に触れつつ、寄り添った言葉たちが感動的だったな…。
岸本ゆめのサイドでは「自分の努力できちんと自分のものにしてきた」という言葉かな。マネージャーさんからの言葉だけど、ほんとにこの通りの人だと思う。
(因みにこの記事を書いた後にちゃんと知ったのだけれど、「ラジオ番組のレギュラーを持つ」というのもキチンと夢の一つとして明言されていたとのこと。じゃ、ほぼ全部じゃん。)
(もう一つ、結局療養期間とドン被りしたため音楽フェスには出られなかったのだけれど、そのことについてはこの番組のインタビューで語られていたりします。
卒業直前!山岸理子と岸本ゆめのがつばきファクトリーの活動でやり残したこととは?|芸能人・著名人のニュースサイト ホミニス
よろしければ、どぞ。)
にしても、大阪に住んでいた頃の研修生時代の話を聞くと、よくBerryz工房や°C-uteの帯同につけるまで成長できたなって毎回思う。語っている時代と、もしかしたらタイムラグがあるのかもしれないけど、ここんとこホント凄いんだよなぁ…。
山岸さんも色々語られていたのだけれど、「ファンの人に心配かけたくない」ってのがやはり一番心にグッときたかな。リーダーを辞めたい時期があっても踏ん張ってこれたものの大きさとかが、その言葉と涙に出ていた。
そうそう、涙を流せたのは2人同時で卒業するからかな、とは少し思ったかな。岸本さんはしょっちゅう泣いてるけど(笑)ファンの人に心配させないようになるべく泣かないようにしていたリーダー山岸理子がつい想いが溢れて素直に泣けたのは隣に誰かが居たから…みたいな。
そんなつばきファクトリーを皆んなから愛されるグループに育て上げて、さらに自分自身もつばきファクトリーを愛せるグループにした2人。最後は「お腹が空いた」で笑って締めるのもなんか良かった。あんだけVTRで食事シーンを見たらそうなるやろ(笑)
…ってのを、行くぜ!つばきファクトリーのシーズン5の初回放送までに下書きを終わらせてたんですよ。ただ、あまりにも載せる記事や情報だったりが広範囲すぎて纏めきれずに間に合わず…そしていざ初回放送の蓋を開けたら岸本ゆめのが出てるという驚きの事態(笑)なんというか。浅倉樹々卒業後からずっと目まぐるしすぎるのよ、ホントに。どこまで振り回されるんだろ…(笑)